Nintendo Switch『ピクミン4』に感じる進化。『ビューファインダー』がかなり面白かった。あのゲー遊んでみた。『信長の野望・新生PK』を楽しむ。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。398回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。398回目です。水を飲みましょう。

通称あのゲー


今週は『どこかで見た“あのゲー”ムたちを棒人間で作ってみたけれど、果たしてあなたはクリアできるのか?』をプレイ。ピンを抜いて宝のもとへ向かったり、自分より少ない数字の敵を倒しながら塔を登ったり、試験管に入ったさまざまな色の液体を移したりといった、YouTubeなどの広告で誰もが見たことがあるであろうゲームを再現した作品です。

ああいった広告は一目でルールを理解でき、一方で映像のプレイはあまり上手くない。視聴者がついプレイしてみたくなるようにあえてそうしているのでしょうが、個人的には「手を出したら負けだ」と思いとどまってきました。それなのに、あろうことか1111円も払って本作を購入してしまった。まあ5種類のゲームに全250ステージが収録され、暇つぶしにはなる。程よく頭をひねるステージもあり、ミニゲーム集としては悪くない。それに本作があれば、あの広告にいつ出くわしても心穏やかにスルーできるはず。
by. Taijiro Yamanaka


取り敢えずズームして眺めたくなる『ピクミン4』


今週はついに発売された『ピクミン4』を遊んでいました。筆者は『ピクミン』シリーズの1と2に触れていましたが、3は我が家にWii Uがなかったために見送り。ついに19年越しに新作のピクミンをプレイしています。

本作はピクミン1からの続編となっており、(まだクリアしていないので、恐らく)2とは分岐した世界線の話を展開しているのだと思います。何をするにも、ピクミンの行動は可愛いですね。放置しているとピクミンたちは前シリーズ同様にだらけ始めます。しかし、今回決定的に違うのは愛犬の「オッチン」が居ること!オッチンとピクミンを隣りあわせにして放置しておくと、ピクミンは次第にオッチンの背中に乗り、オッチンの上で踊ったり、遊びまわったりします。仲睦まじい姿を見ていると、時の流れを忘れて、ずっと見つめ続けてしまいそうです。

あと(花粉症の)オッチンはわりと頻繁にクシャミをするのですが、ピクミンは毎回反応を示してくれます。“ヘクシュン”とオッチンがクシャミをすると、周囲のピクミンがビックリして、少し飛び上がる姿を見せてくれます。

そんなピクミンたちも、いざ戦闘になると頼もしい仲間。3を未プレイの筆者は、今作から「ロックオン」機能のありがたさを痛感しています。『ピクミン1』では、あんなに辛かった原生生物へのダイレクト投げつけも簡単!画質から、ピクミンの挙動・可愛さ、プレイアビリティ、すべてにおいて各段にレベルアップした『ピクミン4』はやることだらけ。できることなら出勤せずに、家でダラダラとピクミンを遊び続けていたい気分です。
by. Mayo Kawano


事故多発、アットホームな職場です


最近はよく友人たちと一緒に『Euro Truck Simulator 2』を遊んでいます。もともと友人たちとは、よく何人かで集まってボードゲームや、パーティーゲームを遊んでいましたが、この手のシミュレーター系ゲームをみんなで遊ぶのははじめて。絵面も地味めですし、人を選ぶゲームなので正直全員がハマるとは思ってなかったのですが、意外や意外、みんなハマってしまい、いろんな友人を巻き込んだ大所帯で週末の深夜から朝まで遊ぶ「トラック祭り」が起きています。

友人たちは皆、社会人として日々真剣に仕事と向き合っている人ばかりなのですが、ゲームの世界では実際だったら一発クビレベルの事案をたくさんやらかしています。「これだったらスピード超過しても違反切符取られない」、「邪魔だから乗用車押そう」、「玉突き事故起こった」など不穏なワードが何度も聞こえてきます。そんな週末の深夜から朝まで危険運転する友人たちですが、日曜の夜になると23時あたりでみんなゲームをやめるのです。休みは目いっぱいストレス発散して、平日になったら朝早く起きて、会社に行って真剣に業務をこなしてるって思うと人生メリハリって大事だなぁと感じます。
.by Tamio Kimura


今は楽しいが……


「信長の野望・新生 パワーアップキット」を遊んでいました。『信長の野望・新生』(以下、新生)に攻城・籠城戦、城役割、評定衆などの新要素を追加するDLCです。基本のゲームサイクルは『新生』と同じながら、新要素・追加要素で各方面が深まりを見せています。たとえば功績を上げた家臣には「二つ名」を授けて強化することが可能に。既存の昇進システムにさらなる育成要素が加わり、贔屓の家臣に活躍の場を与える旨みが強くなりました。

また軍事面でも要素が拡張。城役割、そして攻城・籠城戦といった要素が追加されています。城役割では防衛の新たな選択肢として城を防衛拠点に設定可能になったほか、行軍時の補給拠点設定も可能になりました。侵略・防衛における下準備の幅が広がり、戦略性が深まった印象です。そして防衛拠点または本城にて発生する攻城・籠城戦は本作の目玉要素。籠城側がかなり有利で、大きな戦力差を切り抜けられる点が面白い要素です。

一方、そのぶんプレイヤーが攻城する際には厳しい戦いとなります。あらかじめ調略で城の耐久値を削ったり、充分な兵力を集めたりと、城攻めでも準備の重要性は増してそうです。なお条件を満たした防衛拠点または本城に攻め込む場合、攻城戦は強制的に発生します。現状は楽しめていますが、戦闘の流れは基本的に同じなので何度も繰り返すとうんざりしそうな気も……。
by. Hideaki Fujiwara



割と酔いはしたが


今月18日に発売された『Viewfinder(ビューファインダー)』が面白い。一気にクリアしてしまいました。写真をとるとその写真の風景が実体化する。その写真の風景を使ってパズルを解いていく……という、なかなかぶっ飛んだパズルゲーム。ストーリーはぶっちゃけよくわからないし、ボリュームも4時間程度で短め。価格も2800円と(このジャンルにしては)結構する。ですが、かなり唯一無二な体験ができたので、筆者は満足。

何が良かったかというと、ギミックのデザインですね。風景をそのまま実体化させエリアにするというルール自体面白いですが、そのルールの発展させ方も秀逸。ときに難しいパズルもありますが、納得感あり。「周りにギミックを解くアイテムがあって探索&観察不足で解けない」パターンが少ない。あくまで答えの鍵は狭い範囲で用意されていて、いかにそのアイデアを絞り出すかが問われる。選択肢の幅がある程度絞られた状態で発想力を求められる設計がとても良き。ときにぶっ飛び発想ギミックはあるものの、どれも理不尽感はなく、最後まで納得だらけのパズルでした。

このゲームはどういうプログラム設計なんだとか、どういう風に仕組み考えたんだとか、開発者の発想力にドキドキさせられます。似たような体験ができるゲームとしては『Manifold Garden』とか『Superliminal』が近いかも。終盤は3D酔いも喰らいましたが、素敵な体験でした。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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