殺伐荒廃オープンワールドFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』Steamでは11万人超のロケットスタート。開発元は課題も認識、しばらく迅速改善を続ける

GSC Game Worldは日本時間11月21日、オープンワールドサバイバル・ホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』を発売した。本作はSteamにてさっそく多数のプレイヤーを集めている。

デベロッパーのGSC Game Worldは日本時間11月21日、オープンワールドサバイバル・ホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com/Microsoft Store)/Xbox Series X|S(日本国内展開はセガが担当)。Xbox Game Pass(PC/コンソール/クラウド)向けにも提供されている。本作はSteamにてさっそく多数のプレイヤーを集めている。

本作は、サバイバル・ホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズの最新作だ。主な舞台となるのは、チョルノービリおよびその周辺の立入禁止区域「ゾーン(The Zone)」だ。プレイヤーはストーカー(S.T.A.L.K.E.R.)と呼ばれる、一攫千金を狙う者たちのひとりとなって、貴重なアーティファクトなどを求め危険地帯に飛び込んでいく。プレイヤーは凶暴なミュータントや「アノーマリー」と呼ばれる存在などのほか、武装した派閥間の争いも切り抜けつつ、広大なオープンワールドを探索していくのだ。


本作は紆余曲折ある長い道のりで開発されてきたゲームだ(関連記事)。シリーズ前作『S.T.A.L.K.E.R. Call of Pripyat』の発売から数えて、実に15年ぶりの新作となる。根強い人気をもつシリーズの待望の続編ということで、さっそく盛況を博しているようだ。Steamでは本稿執筆時点で最大同時接続プレイヤー数は11万人以上を記録している(SteamDB)。

Steamユーザーレビューには続編を待ち望んでいたファンの喜びの声が寄せられているほか、荒廃した世界観やシビアなゲームバランスといった持ち味を受け継ぎつつ、進化したグラフィックやゲームプレイへの評価も集まっている。一方で不具合の多さや最適化不足について報告するレビューも散見され、現時点では約4000件中好評率77%の「やや好評」ステータス。特にパフォーマンス面の課題については指摘が寄せられている状況だ。


一方で、本作発売に際してGSC Game Worldは公式Xアカウントにて声明を投稿。満を持して発売されたシリーズ新作が、スタジオにとって非常に重要な意味をもつことを改めて表明している。そして開発元にとって今まで手がけたことのないスケールの作品であり、発売時点ではまだ粗い部分(rough edges)が残っているかもしれないともコメント。プレイヤーのフィードバックを注視し、問題に早急に対処していくことを伝えている。特に発売後の数日間は、小まめなホットフィックスがおこなわれていくとのことだ。指摘が集まっている課題点にも素早く対処されていくかもしれない。

なお本作に向けては無料のコンテンツ追加も予定されているとのこと。12月中にロードマップが公開され、『S.T.A.L.K.E.R.』ユニバースについての大きな計画もあるという。続報にも注目しておこう。

『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに発売中だ。Xbox Game Pass(PC/コンソール/クラウド)向けにも提供されている。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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