不穏田舎暮らしシム『ほの暮しの庭』にてバグで消えた家具が“怪文書”とともに戻ってくる。「あ っ  た よ」

不具合の報告をしたところ、回収できなくなった家具が手紙とともにゲーム内のポストに届けられたのだという。

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日本一ソフトウェアが7月30日にリリースした『ほの暮しの庭』について、あるユーザーが投稿した手紙の画像が話題となっている。不具合の報告をしたところ、回収できなくなった家具が手紙とともにゲーム内のポストに届けられたのだという。

『ほの暮しの庭』は、PS5/Nintendo Switch 2/PC(Steam/Windows)向けに発売された、どこか不穏さが漂う田舎の山村で生活するシミュレーションゲームである。かわいいキャラクターデザインである反面、容赦なく「夜に潜む恐怖」が描かれるホラーゲーム『夜廻』シリーズのスタッフが手がけている。

本作でもかわいいキャラクターデザインは健在だが、村には「午後11時以降の外出禁止」「失ったものを探すな」など、いくつもの奇妙な掟が存在する。プレイヤーは、そんな不穏な因習がある村に新しくやってきた住人として、畑仕事や草むしり、動物の飼育、釣りといったほのぼのとした田舎暮らしをしながら、村に隠された謎に迫ることになる。なお、掟を破れない「あんしん暮し」モードでスローライフのみを楽しむことも可能だ。

そんな本作では現在いくつかの不具合が報告されている。不具合の中には「家から出られない」といった現象が発生するものもあり、さまざまな掟が登場する本作の世界観にピッタリであるとして「掟が増えた」と話題になった(関連記事)。各種不具合については修正パッチが順次配信されているほか、公式Webサイトでは修正パッチの配信までの間、暫定的に回避する方法も告知されている

今回話題となっているのは、あるユーザーのポストに届けられた一通の手紙だ。まだ修正されていない不具合のひとつにより家具が回収できなくなってしまったところ、手紙としてアイテムが届けられたのだという。不具合としてはすでに開発元が把握しているもののひとつだったようだが、修正パッチ配信を前に個別に対応がおこなわれたかたちだ。

注目を集めているのはその文面である。手紙の件名には「あ っ  た よ」とあり、本文には「お と  し  もの  つぎ は  なくさ  な いで ね」と続く。差出人の名前はない。不具合について個別の対応がおこなわれたお知らせの文面が、本作の世界観に則ったものとなっているのだ。

手紙を紹介しているユーザーのポストは、本稿執筆時点で約900回のリポスト、および6000件以上のいいね、46万回以上の表示を獲得しており、広く話題になっている様子だ。多くの反応も引用ポストで寄せられており、開発スタッフの対応が“粋”であるとして絶賛されている。また、同様の手紙を受け取った他のユーザーの姿も見られ、あまりに自然な文面からゲーム内の存在に家具を持っていかれていたと思っていたと、不具合の影響であることに気づきもしていなかったことを報告している。

そんな本作は発売から4日後の8月3日には国内累計販売本数が10万本を突破し、その後8月10日には15万本を突破したことも報告されるなど、順調にセールスを伸ばしていることがうかがえる(関連記事)。本作はほのぼのとした田舎暮らしと、その裏にひそかに息づく恐ろしい存在の気配を味わえる作品だ。ユーザーへの個別対応の手紙にまで行き届いた、本作の徹底した世界観も、本作のヒットにつながっているのかもしれない。

ほの暮しの庭』は、PS5/Nintendo Switch 2/PC(Steam/Windows)向けに発売中だ。

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Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

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