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『エースコンバット8』初動でSteam同接3万7000人突破、前作の約3倍熱い人気。雲は分厚く爆音轟く、“戦闘機乗ってる感”濃密ドッグファイト
『エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ』が発売直後から大きな賑わいを見せている。

バンダイナムコエンターテインメントは10月2日、『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE(エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ)』(以下、エースコンバット8)を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/XBOX Series X|S。本作は発売直後から大きな賑わいを見せており、Steamでは最大同時接続プレイヤー数が3万人を突破している。
『エースコンバット8』は、戦闘機を操って大空を駆けるドラマティックフライトシューティングゲーム『エースコンバット』シリーズの最新作だ。2019年に発売された『ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN(エースコンバット7 スカイズ・アンノウン)』(以下、エースコンバット7)以来の、ナンバリング最新作となる。舞台となるのは、シリーズ共通の架空世界「ストレンジリアル」。2029年、中央ユージア連合(FCU)はソトア共和国による電撃侵攻を受け、主要戦力を喪失。国土の大半を占領され、残存戦力も各地へ散り散りとなっていた。
主人公はそんな戦乱のなか、救難ボートで海を漂っていたところを旧式空母「エンデュランス」に救助される。そして、FCU首都シーヴの名を冠し、希望の象徴として語られる伝説のエース「シーヴの翼」の名を託されることとなる。しかし、その名声は真実ではなかった。主人公は新たな仲間とともに“偽物の翼”を背負い、奪われた土地を取り戻すべく再び空へ向かう。

ゲームプレイでは、「F-22A Raptor」や「F-14D Super Tomcat」、「Su-57 Felon」など、実在するさまざまな戦闘機が登場する。出撃前には任務内容にあわせて機体を選び、特殊兵装や強化パーツを組み合わせて性能を調整。戦闘では広大な空を自由に飛び回り、ミサイルや機銃で敵機とのドッグファイトを繰り広げるほか、地上兵器や艦艇なども破壊していく。また、巨大兵器が立ちはだかるミッションも用意されており、周囲の地形なども利用しながら攻略することになる。

さらに本作では、主人公が小隊長として僚機へ指示を出すことが可能だ。指定した目標への攻撃や周囲の敵への分散攻撃、自機の援護などを戦況に応じて使い分け、仲間とともに戦場を切り抜けていく。また、キャンペーンでは、空中戦だけでなく地上でのパイロット生活も一人称視点のシネマティックシーンとして描写。空母内で仲間たちと過ごす時間などを主人公自身の視点から体験できる。そのほか、オンラインモード「ACE COMBAT ONLINE」ではシリーズ初のオンラインビジュアルロビーが導入され、世界中のプレイヤーと最大8人でマルチプレイへ出撃可能だ。クロスプラットフォームプレイにも対応している。


本作はDELUXE EDITION購入者向けには9月29日から3日間のアーリーアクセスも実施され、さっそく話題を博していた。そして発売日を迎えると、Steamでの最大同時接続プレイヤー数は本稿執筆時点で3万7214人を記録(SteamDB)。Steamユーザーレビューは約5000件中76%が好評とする「やや好評」ステータスとなっている。前作『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』が記録した歴代ピーク1万3758人の約3倍にあたる規模で、大きな盛り上がりを見せている(SteamDB)。ちなみに『エースコンバット7』はPS4/XBOX One版の発売から約2週間遅れてPC版が発売されていた。対して本作『エースコンバット8』は同時発売となっており、さらなる盛り上がりに繋がったのかもしれない。
本作では、対地戦がありつつも敵機とのドッグファイトを存分に楽しめるミッションも用意されており、僚機へ指示を出しながら仲間と編隊を組んで大規模な戦場を駆け回れる点が特徴だ。また、立体的な雲や天候表現、キャノピーを流れる雨粒といった環境描写が細かく作り込まれており、ソニックブームなどの音響も相まって、戦闘の迫力や臨場感を高めている。ほかにも、一人称視点で描かれる地上パートや、過去作品を思わせる演出などが評価されており、シリーズの「集大成」と評する声もみられる。

一方、オンラインモードについてはUI面やミッションの種類の少なさについての不満も見られる。またPC版では環境によってはクラッシュやフレームレート低下の報告もあり、バンダイナムコエンターテインメントはSteam版で発生している強制終了について原因を調査中としている。
なお9月30日には、フライトスティックへの対応についても告知された。前作で利用できた一部デバイスの設定機能を、本作では同様に利用できない状況があるとし、開発チームでも重要な課題として認識しているという。今後、前作に近い環境でフライトスティックを利用できるよう改善が進められる方針だ。

このほかSteam版では、プレオーダー特典『ACE COMBAT ZERO: THE BELKAN WAR(エースコンバットゼロ: ザ・ベルカン・ウォー)』の提供方法についても意見が寄せられている。同作は、2006年にPS2向けに発売されたシリーズ作品を現行プラットフォーム向けに移植したもので、1995年の「ベルカ戦争」を舞台に傭兵パイロットとして戦う内容だ。
一方、ライセンス上の制限とプラットフォーム側の仕様により、Steam上では単体アプリとして配信できず、『エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ』を起動してプレイする形式となっている。バンダイナムコエンターテインメントは10月1日、事前の案内が十分ではなかったとして謝罪し、プラットフォームパートナーを含む関係各社と対応策を検討していることを明らかにした。
発売直後から課題も浮上している一方で、キャンペーンや空戦そのものについては高い評価が寄せられている『エースコンバット8』。前作を上回る初動の盛り上がりを見せるなか、今後オンライン周辺や動作面の改善が進むことで、評価がどのように推移していくのかも注目される。
『エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ』はPC(Steam)/PS5/XBOX Series X|S向けに配信中。
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