アニメ調オープンワールドRPG『ドラゴンソード:アウェイクニング』、7月23日配信へ。“泥沼の訴訟沙汰”にある『ドラゴンソード』をベースに、買い切り型ゲーム化

Hound13は6月18日、『ドラゴンソード:アウェイクニング(DragonSword : Awakening)』を7月23日に配信すると告知した。

韓国のデベロッパーHound13は6月18日、『ドラゴンソード:アウェイクニング(DragonSword : Awakening)』を7月23日に配信すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語字幕に対応。価格は3400円となる。日本時間で7月23日7時のリリースとなるそうだ。

『ドラゴンソード:アウェイクニング』は、復活したドラゴンの脅威から世界を救うべく大陸を冒険する、アニメ調のオープンワールド・タッグアクションRPGである。本作の舞台となるオルビス大陸には、ドラゴンが出現。滅亡の危機に瀕した世界を、6人の英雄が救ったのだという。

それから60年後、本作のメインキャラクターである少年リュートは、人類が築いた最初の王国オルビスへの旅に出発。道中出会った傭兵のジョニー、エルフのカステラに巻き込まれ、波乱万丈の傭兵生活を過ごしていた。しかしそんなある日、平和な大陸に巨大な影が落ちる。再来したドラゴンの脅威を前に、少年リュートはかつての英雄たちを探し出す重大な任務を引き受ける。少年たちは、大陸を救う英雄ドラゴンソードになれるのか。英雄たちの足跡を辿って大陸各地を巡る、少年と傭兵団の旅路が繰り広げられる。

リュートの旅路は、オープンワールドのアクションRPGとして展開される。ストアページによると、本作では美しい草原から地下室、宝箱が眠る深い海など、さまざまなフィールドを自分の足で冒険できる。アニメスタイルで描かれた、眩く豊かな色彩のファンタジー世界が待っているそうだ。冒険のお供としてファミリアが存在しており、ファミリアに乗って滑空やダッシュなどが可能。大陸各地で素材を見つけると、組み合わせて料理を作れるという。また本作のバトルは、状態異常を活用したタッグアクションとされている。登場する19人の英雄たちには、それぞれ異なる状態異常能力が用意されている。プレイヤーは、そうした英雄たちからチームを編成。戦闘中には操作キャラクターを入れ替えて、強力なシグナルスキルでコンボを繋げながら戦っていくとのこと。状態異常やコンボなどを考慮して戦う、複数キャラクターによる戦闘が待ち受けているわけだ。

本作は、Hound13が手がけている。同社は『ドラゴンネスト』などに携わってきたパク・ジョンシク氏がCEOを務める韓国のデベロッパー。過去作としては、スマートフォン向けのスタイリッシュアクション『ハンドレッドソウル』をリリース。2019年7月には日本向けにもサービスを展開していた。

本作『ドラゴンソード:アウェイクニング』は、もともとHound13によって『ドラゴンソード』として開発されていた作品だ。『ドラゴンソード』は、2026年1月に韓国でサービス運営型のゲームとして正式リリースされていた。しかしリリースから1か月後、Hound13は未払いがあったなどとしてパブリッシャーのWebzenとの契約解除を発表。Webzenからは、Hound13の契約解除通告は法的要件を満たしておらず、パブリッシング契約は有効だとする声明が出るなど、騒動になっていた。

本作はそんな中、4月に『ドラゴンソード』とは別に、Hound13が自社パブリッシングを行う買い切り型作品として発表。ただし本作についてはWebzenが裁判所に対し、関連する訴訟にあわせて、Hound13のセルフパブリッシングの禁止を求める仮処分を申し立てているという(関連記事)。騒動が続く中で今回、正式リリース日が明らかになったかたちだ。なお4月にHound13が公開した声明によれば、2月時点でパブリッシング契約は適法に解除されているとのこと。契約解除後、Hound13は開発会社および著作権者として独自のサービス権限を保有しており、Steamでの配信も適法な権限に基づくものであるそうだ。

買い切り型となる本作では、ゲーム内ガチャ要素が完全に排除され、全プレイアブルキャラクターとコアコンテンツがゲームプレイのみで入手可能。コスチュームセットや一部ファミリアといったDLCを除き、追加課金も一切なしでリリースされる。ストーリーでは、8章までのメインクエストや、ヒーロー/NPCクエストなども搭載。ダンジョン、討伐、レイド、攻略型ボスなどが用意されており、討伐とレイドはマルチプレイにも対応しているという。

また本作では体験版が配信されているが、製品版では体験版のフィードバックを経て改善がおこなわれている。具体的にはロックオン機能の追加、回避とスプリントの入力分離、パッド対応と戦闘操作の改善、レシピ本へのフィルター機能、素材所持数の表示といった強化メニューの改善、カメラ感度調整オプションの追加などが実施。サービス運営型だった作品をベースに買い切り型へ仕切り直し、フィードバックを経て改善もおこなった状態でのリリースとなるわけだ。ただ『ドラゴンソード』や本作を巡るWebzenとHound13の法廷争いは続いているとみられ、動向は注目されるところだろう。

『ドラゴンソード:アウェイクニング』はPC(Steam)向けに、通常価格3400円で日本時間7月23日7時リリース予定だ。デジタルアートブックやサウンドトラックが付属するデラックスエディションも発売予定。8月31日までの期間、ローンチ記念イベントとしてファミリアDLC「深淵のダイアウルフ」の無料配布も実施される。また製品版の5%がプレイできる体験版も配信されている。

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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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