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基本プレイ無料「街」オープンワールド『NTE』にて、”脱獄研究”がやたら進む。逮捕から帰宅まで30秒ちょっと、“タイパ重視”刑務所弾丸ツアー
『NTE』ユーザーのあいだで“脱獄の効率化”やタイムアタックをおこなう動きが広がっているようだ。

Perfect World Gamesは『NTE: Neverness to Everness』(以下、NTE)を配信中だ。大都市で自由に暮らすことができる『NTE』では、犯罪をおこなうと刑務所に収監されてしまうことがある。そんななかで、ユーザーのあいだで“脱獄の効率化”やタイムアタックをおこなう動きが広がっているようだ。
本作はPC/PS5/iOS/Android向けに配信中の、基本プレイ無料・超自然都市オープンワールドRPGだ。プレイヤーは骨董品屋エイボンに所属する“異象ハンター”として、大都市「ヘテロシティ」を巡り、街に潜む異象を収容・解決していく。

本作では犯罪をおこなうと、刑務所に収監されることがある。基本的には既定の日数を刑務所内で過ごすか、あるいは罰金を払えば自由の身になれ ることができるが、脱獄を試みることも可能だ。複数の脱獄イベントが用意されており、さらに有刺鉄線の上を無理やり歩いて塀を越えるといった、一見正規ルートには見えないような脱獄法も存在する。
ただし脱獄するためには、当然ながら逮捕されなくてはならない。本作では一般人を攻撃したり車を盗んだりすると手配ゲージが上がり、やがて治安官がやってくる。しかし一回殴った程度ではいきなり指名手配されることはなく、いざ指名手配されても、実際に治安官が駆けつけてくるまでにはタイムラグもある。また本作では、他人が運転している車を奪うことができるが、実力行使の前にまず「借用」をお願いするかたちになっており、ドライバーが承諾すると犯罪にはならない。車泥棒を試みても心地よく車を貸してもらえたりして、犯罪にならずにもどかしい思いをすることもあるのだ。

そんななかで、“確実に素早く捕まれる方法”を提案するユーザ―があらわれた。まず、いわゆる交番にあたる治安局の近くの道路に移動し、そこで通りすがりの車に攻撃を仕掛ける。するとドライバーは驚いて車を降りて逃げ出すため、がら空きになった車に乗り込む。これで車両窃盗が成立し、晴れて指名手配状態になれる。そのまま治安局に車ごと突っ込めば“自首”が成立し、晴れて投獄されるといった流れだ。この方法だと、首尾よく事が進めば10秒程度で収監されることが可能。非常にスムーズな投獄作業に、SNSでも称賛の声が寄せられている。
そしていざ投獄されたあと、どうやって素早く脱獄するかをめぐってもいくつかの方法が提案されている。たとえば弊誌でも以前紹介した“ゴリ押しジャンプ脱獄”は、柵の上を歩いて渡るというテクニックだ(関連記事)。バグやグリッチめいた手法だが、達成するとゲーム内実績が解除されるため、ゲーム側で想定されている正規の脱獄方法のひとつである。繊細な操作テクニックが必要になるが、イベントを飛ばして素早く脱獄できるため、慣れれば効率的な方法のひとつだ。

しかしこのゴリ押しジャンプ脱獄は、塀の外に出た後が長いという欠点がある。『NTE』の刑務所は海に浮かぶ孤島に建設されており、街に戻るには海を越える必要がある。なぜか都合よく、刑務所の埠頭には何も聞かず主人公を街まで届けてくれるボートの運転手がいるため、戻る手段自体は問題ない。しかしこのボートの運転に時間がかかるのだ。遠く離れた監獄島から街までは、たっぷり5分以上は要する距離となっている。
SNSではこのボートの運転に対して、「ファストトラベルですぐに戻れる」や、「途中で海に飛び込んで溺死すればすぐに戻れる」といったテクニックも紹介されている。しかし筆者が試したところいずれも成功せず、結局罰金を払う羽目になったり、あるいは刑務所に戻されたりしてしまっている。アップデートで修正されたのか、細かな条件を満たせていないのかは不明だが、いずれにせよ筆者がプレイした際は、おとなしく時間をかけてボートを走らせるしかなかった。塀の外に出るまでは手軽で早いが、街で自由に行動できるようになるまでは10分近くは要してしまう脱獄方法なのだ。

ところがなんと、別の方法でわずか31秒で自由の身になることに成功したユーザーもあらわれている。このユーザーは監房から下水道へまっすぐ駆け抜けており、投獄からカウントを始め、わずか31秒21というタイムで本島に到着。「#NTE脱獄RTA」とのハッシュタグ付きで世界最速の脱獄を名乗っている。一瞬も立ち止まることがない爆速の脱獄劇で、世界最速を名乗るのも納得の圧倒的な早さである。
この好タイムには実は“下準備”があるという。前回投獄されたときに、部屋の壁に穴をあけておいたのだそうだ。本作では部屋の壁を掘って脱獄できるが、ふつう次回の投獄時には穴を埋められてしまっているため、もう一度掘り直さなければ同じ方法では脱獄できない。しかし、壁に穴を掘りつつ、その穴は使わないで刑務所から出ると、次回の投獄時も掘った穴はそのまま残っている。そのため投獄された瞬間から脱獄できる環境が整っており、圧倒的な速さで自由の身を手にした、ということのようだ。部屋の調査を怠った看守にそもそも問題がありそうだが、それでも30秒余りで脱獄された看守側の衝撃は相当だろう。

本作の刑務所内には“石鹸”などここでしか手に入らないアイテムが存在しており、囚人たちとの取引に利用可能。取引アイテムを集めると囚人服コスチュームや汎用強化素材など、有用なアイテムと交換することができる。特に囚人服コスチュームは交換に要するアイテムが多く、通常、一回の投獄では入手できない。しかし石鹸などのアイテムはデイリーが更新されるごとに復活する仕様となっている。毎日刑務所に通うことでアイテムが手に入るかたちとなっており、定期的に投獄されることの利便性はあるわけだ。
とはいえ、刑務所に入って出ることだけが目的ならば、わざわざ脱獄する必要はそれほどない。軽犯罪なら3日で釈放となるため、ひたすら寝て起きて時間を進めるだけでも、そこそこ早くシャバに復帰可能である。今回紹介した脱獄法はテクニックが必要だったり事前の仕込みが必要だったりと、あえて繰り返し実行すべきかどうかは微妙なところではある。しかしそうした実用性を超えたところで、“脱獄RTA”に魅力を見出しているユーザーもいるということなのだろう。
脱獄関連ではさまざまなテクニックが考案されつつあり、たとえば最初に紹介した“高速自首テクニック”とあわせれば、逮捕から脱獄まで1分を切るのも現実的な状況である。『NTE』の脱獄RTAがさらなる盛り上がりを見せ、タイムがどんどんと競われていくようなことになるのか、引き続き注目したい。
『NTE: Neverness to Everness』は、PC/PS5/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中だ。
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