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「DLsite」運営元の親会社viviON、ゲームパブリッシング事業を始動。まずは『火山の娘』開発元新作など注目インディー新作を展開予定
viviONは5月8日、インディーゲームレーベル「viviON Lab」の始動を発表した。

株式会社viviONは5月8日、インディーゲームレーベル「viviON Lab」の始動を発表した。同レーベルから、まずは『明月の娘』および『7 Days To Think About It』の2作品がSteamを含む配信サービスでリリース予定。同社のゲーム領域における複数の取り組みの一つとして、インディーゲームパブリッシング事業へ参入となったようだ。
viviONは、インターネット関連事業やコンテンツ制作事業などを手がける、ゲオホールディングス傘下の企業だ。同社は、2021年にエイシスのグループ再編により新会社として設立された。現在同社の子会社となっているエイシスでは、国内のコンテンツダウンロード販売サービス「DLsite」を運営。同人誌やASMR作品、ゲームといった全年齢/18禁のコンテンツを含め、多数の作品が配信されている。プレスリリースによると、「DLsite」ではゲーム形式の作品だけでも、2026年4月時点で5万3000タイトル以上の配信実績があるそうだ。

今回は、そんな「DLsite」の運営元エイシスの親会社であるviviONから、インディーゲームレーベル「viviON Lab」始動が発表された。プレスリリースによると、viviONは2026年度をゲーム関連事業に注力する年と位置づけており、複数の取り組みを開始するのだという。そうした取り組みの第1弾として、インディーゲームパブリッシング事業への参入が告知されたかたちとなる。なおviviONグループは「ユーザーとクリエイターが楽しみながら幸せに生きていける社会の実現」を掲げ、約30年に渡ってコンテンツ配信プラットフォームを手がけてきたそうだ。インディーゲームも世界中に届く可能性をもつ時代になり、優れた作品であることに加えて、選ばれるための設計などがこれまで以上に重要になっている。そんな中、同社はDLsiteの運営以外に多言語対応や海外展開など、作品を届けるための仕組みづくりや改善にも取り組み続けてきたと説明。単に作品を販売する場をもつことだけでない強みとしてアピールされている。

同レーベルのパブリッシングタイトルとしては、まず『明月の娘』と『7 Days To Think About It』の2作品が、Steamを始めとしたゲーム配信サービスでリリース予定となっている。
『明月の娘』は、侠の心が息づく国で英雄として娘を育てる、武侠神話×美少女育成ゲームである。同作でプレイヤーは、名を馳せた英雄として一人娘と共に暮らしていく。濃密な武侠ストーリーを軸に、育成や戦闘といった多彩な要素が登場。2023年にリリースされた『火山の娘』の開発元Egg Hatcherの新作となっており、本作でもプレイヤーの選択次第でさまざまな結末が待ち受けているそうだ。
もう1本の『7 Days To Think About It』は、silver978およびマンカインドゲームズが手がける、サイコロジカルホラーゲームである。同作では人生に行き詰まった主人公が、気づくと家から出られなくなっていた。プレイヤーは、家具の配置がランダムに変化する家の中を観察。迫りくる問いへの答えを出すのだという。同作は英語/イタリア語に対応予定となっていたが、viviONによるパブリッシングにより日本語対応も決定している。なおsilver978は、『上に天井がある。(Looking Up I See Only A Ceiling)』などを手がけてきたイタリアを拠点とするインディーデベロッパーである。

レーベル「viviON Lab」のタイトルとしては、今後のリリースタイトルについてもすでに交渉や準備を進めているとのこと。まずは最初のタイトルとして、2作品の発表とSteamを含む配信サービスへのリリースが告知されたわけだ。
プレスリリース内のスタッフのメッセージによると「viviON Lab」では多様なインディーゲーム作品を世に出す手伝いができるようにと、レーベルそのものにテーマは設けていないとのこと。チームの大小や国籍、ジャンルなどを問わず、作品を積極的に扱っていくそうだ。
同社関連では、これまでにもDLsiteが同サイト配信タイトルのSteam向けパブリッシングを多数手がけてきた。レーベル「viviON Lab」では、すでに発表されている2作品も未発売の海外開発タイトルとなっており、DLsiteとしてパブリッシングしてきた作品群よりも幅広い作品に携わっていくのだろう。またviviONは、一般向けには5月23日より京都で開催される「BitSummit PUNCH」に出展予定となっている。会場では『7 Days To Think About It』とDLsiteがパブリッシングする『Lil’tlilia リトリリア – 泉の女神と森の魔女』の体験版が展示され、『明月の娘』の参考作品として前作『火山の娘』の試遊出展も実施。ブースではポストカードのプレセントや試遊者向けのノベルティなどが用意されているそうだ。
viviON Labでは、Steam内のページや公式X(旧Twitter)なども公開されている。
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