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リアル日本レース『Forza Horizon 6』、ナンバープレートの“規制”がやけに多いと困惑される。「RX」「86」「88」などNGいっぱい、世界中の隠語に配慮か
『Forza Horizon 6』の「ナンバープレートの規制が厳しい」として、一風変わった注目を集めている。

マイクロソフトは5月19日、Playground Gamesが手がけるレースゲーム『Forza Horizon 6』を発売した。本作における「ナンバープレートの規制が厳しい」として注目を集めている。
本作は、オープンワールド・ドライビングゲーム『Forza Horizon』シリーズの最新作だ。対応プラットフォームはPC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S。世界各地を舞台としてきた同シリーズにて、『Forza Horizon 6』ではついに日本が舞台に。東京の市街地から峠道まで、さまざまなロケーションでのドライブやレースを楽しめる。
『Forza Horizon 6』には、実在メーカーの550台以上の車両が登場し、レースや探索によって直接獲得したり、稼いだお金で購入していく。獲得した車両はガレージに保管され、パーツのアップグレードによって最高速度を引き上げたり、細かなチューニングによってドリフト仕様にしたりといったカスタマイズが可能。また、車体の色を変えたりデカールを貼ることで痛車のようなペイントのほか、ナンバープレート(Licence plate)もカスタマイズできる。
ナンバープレートのカスタマイズでは、上部の「日本301」は固定(プレイヤーのリージョンによって数字が変わる様子)。下部にはデフォルトで「HR-ZN」の文字が入っており、その文字も含めた8マスを自由に設定できる。設定できる文字は、ひらがな10文字(まならみちせとゆめつ)、アルファベット26文字、数字10文字、和風アイコン7種、空白と中点(・)とハイフン(-)。空白とひらがな1文字、「12-34」のように数字を組み合わせれば、現実の日本風のナンバープレートも再現可能だ。
そんなナンバープレートの“規制”が厳しいと注目を集めている。XユーザーのBasil氏は、和風アイコンのあとに機動戦士ガンダムの型式番号「RX-78-2」という文字を設定。しかし、「不適切なコンテンツ」(Inappropriate Content)として判定され、言語フィルターによってブロックされた旨が表示されている。一見すると問題ないような文字列のため、同氏は不満を述べている。
筆者も試したところ、「RXA」や「RX1」などは問題なく、前後を空白やハイフンで囲む単独の「RX」が不適切と判定されることが確認できた。処方箋を示す言葉であり、転じて違法薬物を指すこともあることから、使用不可能となっているのかもしれない。
また、Redditでは「86-239」が使用不可能であるという報告も寄せられている。先ほどと同様に単独の「86」が不適切と判定されることが確認できた。こちらは英語のスラングで売り切れや捨てるという意味を持ち、転じて殺害の隠語としても使われることから使用不可となっているようだ(AFP)。漫画「頭文字D」で有名な86(ハチロク)をナンバーに付けられないのは残念ではあるものの、モデルになった型式「AE86」や「GR86」など前後に文字を組み合わせると設定可能だ。また、「88」も使用不可であり、これはヒトラー礼賛を意味するためと思われる(日本経済新聞)。
そのほか、「66」や「101」、「KUMA」や「LOL」などさまざまな文字列が規制されていることが報告されている。公式のガイドラインによれば、悪名高い図像、冒涜的な言葉、児童虐待、名誉毀損およびなりすまし、スパム/広告、個人情報、QRコード、薬物の象徴および画像、性的に不適切/示唆的な内容、人や動物への危害など、さまざまなものが不適切となることが伝えられている。本作は世界同時展開であり、ゲーム内でコミュニケーションもできるため、隠語も含めて厳しめに設定されているのかもしれない。ナンバープレートにおいてひらがなが10文字しか選べないのも規制に対処しやすくするためと想定される。
なお、『Forza Horizon 6』は日本が舞台であるものの、地形や配置が現実とは異なり、名所がぎゅっと凝縮された架空の日本となっている。また、シリーズを通して「Horizon Festival」という架空の巨大な祭典が開かれているという設定であり、プレイヤーが走るオープンワールドは全て運営が管理している。独自のナンバープレートや道路交通法を無視できる自由な運転など、それぞれの要素があくまでフィクションであることを世界観でも強調する意図があるのかもしれない。とはいえ、廃棄されているお宝車両などは日本のナンバープレートが適用されている点を見るに、実際の制度を把握したうえで、あえてプレイヤー車両には架空のナンバープレートが採用されているのだろう。
ちなみに、ナンバープレートの文字列は制限されているものの、車体に貼るデカールはプレイヤーが自由に作成することが可能。ナンバープレート風のデカールを作成して、ナンバープレートの位置に貼れば、日本のナンバープレート風に再現することも可能だ。デカールはユーザーがこちらやこちらで公開しているため、興味のある方はゲーム内でダウンロードするといいだろう。とはいえ、これらも不適切と判断されれば規制対象となりうるため、ガイドラインに反しない範囲内で使用されたい。
『Forza Horizon 6』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに配信中。Xbox/PC Game Pass向けにも提供されている。また、PS5向けには2026年後半に発売予定だ。
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