物理工場自動化シム『Flow Factory』発表。重力で素材が落下する環境下で、効率よく流れるように運び加工すべく設備を配置

 

デベロッパーのBlack Eagle Gamesは2月18日、工場自動化シミュレーションゲーム『Flow Factory』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。


『Flow Factory』は、物理演算が導入された工場自動化シミュレーションゲームだ。採掘された原材料を、さまざまな工場設備に通して、より高品質な素材へと加工することを目指す。惑星を救うためのエネルギーを生み出す設定とのこと。原材料は5種類の異なる土壌から採掘でき、30種類以上ある設備を利用可能。また、120種類以上の研究可能な技術や、20種類以上のクラフトレシピなども存在するそうだ。

原材料や素材は四角い個体として表現され、加工によって原材料同士を組み合わせることで、さまざまな素材に変化するようだ。そのため加工にかかわる工場設備は、原材料や素材を結合させるものが中心となる模様である。一方で、特定の素材の組み合わせや、設備に投入される素材の向きなどを制御し目的の加工をおこなうためには、ほかにもさまざまな設備を駆使しないといけない。ここに物理演算要素も絡んでくる。


工場設備には、原材料や加工した素材を運ぶベルトコンベアや、特定の2地点間をピストン輸送させるもの、あるいは投入された素材を90度回転させるものなども存在。本作はサイドビュー画面が採用され、そうした設備は自由に配置できるようだ。そしてサイドビューということで、画面下方向に向かって重力がはたらく。たとえば、ベルトコンベアから素材が放り出されると、落下していってしまうわけだ。各種加工設備も、上から落とすようにして投入するかたちとなっている。

目的の加工をおこなうためには、落下する素材を上手く受け止められるように設備を配置するだけでなく、落下する軌道を調整したり、むしろ落下させないような配置をしたりなどの工夫が必要。また、任意の箇所に黒い線を描くことで壁を作ることができ、これを駆使して素材の流れを制御することもできる。そうして目的の加工をおこない、さらに効率よく工場を稼働させるべく設備配置の最適化を進めていくのだ。

『Flow Factory』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。