ゆずソフトの美少女ADV『千恋*万花』、全世界で40万本売れていた。2016年に発売された美少女ゲームの金字塔

ゆずソフトは10月24日、『千恋*万花』の全世界セールスが累計で40万本を突破したことを発表した。本作は温泉街のある古き良き街を舞台とする、美少女アドベンチャーゲームだ。

国内の美少女ゲームメーカーゆずソフトは10月24日、『千恋*万花』の全世界セールスが累計で40万本を突破したことを公式Xアカウントにて発表した。本作は全年齢版がPC(Steam)およびNintendo Switch向けに、18禁版がPC(FANZA/パッケージ)向けに発売中だ。

『千恋*万花』はゆずソフトが手がけた美少女アドベンチャーゲームだ。舞台となるのは文明開化から取り残された、古き良き時代の街並みと温泉街のある穂織(ほおり)という町。この町にある建実神社には、岩に突き刺さった状態で引き抜けない神刀・叢雨丸があり、穂織の町の観光資源にもなっていた。

本作の主人公は有地将臣。彼は祖父の営む旅館の手伝いのために穂織の町を訪れていたが、叢雨丸を抜いて(折って)しまい、選ばれし者とみなされることに。そして、建実神社の巫女姫である朝武芳乃と結婚を迫られることになる。そんな彼の前に、叢雨丸に宿る少女の霊だというムラサメや巫女姫に仕えるくのいちの常陸茉子が現れる。彼女たちとの奇妙な同棲生活を過ごすなかで、将臣は穂織の町に潜む真実を知ることになる。


そんな本作について、このたび全世界でのセールスが累計40万本を突破したという。ゆずソフト公式Xアカウントでは、朝武芳乃の立ち絵とともに、ユーザーへの感謝の投稿がなされている。

『千恋*万花』は18禁ソフトとして2016年7月29日にWindows向けに発売。その後全年齢版が2020年2月14日にはSteamで、2022年5月26日にはNintendo Switchにてリリースされていた。全年齢版については、同じくゆずソフトが開発した『サノバウィッチ』などの展開をおこなっているパブリッシャーのNekoNyanが担当している。

本作はシナリオやキャラクターなどが非常に高い評価を獲得しており、萌えゲーアワードでは2016年度の準大賞、Getchu.comによるGetchu美少女ゲーム大賞では2016年の総合部門1位にランクイン。またSteamユーザーレビューでも、本稿執筆時点で1万4091件中99%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。同時接続プレイヤー数についても、SteamDBのデータによると、発売から7年目になるにもかかわらず、今年の8月に1200人を超えるなど、根強い人気を誇っていた。


またセールス面では、2020年12月27日時点で販売本数が10万本を突破していることが本作の絵コンテ・撮影・背景レイアウトなどを手がけたろど氏によって明かされた。Nintendo Switch版のストアページでは「20万本オーバー」との記載があり、順調にセールスを伸ばしていたことがうかがえる。今回のセールス累計40万本突破は、そうした『千恋*万花』の長く続く根強い人気を、改めて明らかにしたといえるだろう。

『千恋*万花』はPC(Windows/Steam)/Nintendo Switchにて配信中だ。




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Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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