新米冒険者ときどき農夫RPG『ガーラント:冒険物語』Nintendo Switch版発表。冒険から種を持ち帰り農業、お金を稼いでさらなるモンスター討伐へ

 

パブリッシャーのGamera Gamesは9月21日、Flt Studioが手がけるRPG『ガーラント:冒険物語』のNintendo Switch版を発表した。本作は日本語に対応し、PC(Steam)版と共に2023年第4四半期に配信予定。

『ガーラント:冒険物語』は、冒険者となってファンタジー世界を生きるRPGだ。主人公は、学院を卒業したばかりの新米冒険者ファルコン。本作の世界には冒険者ギルドが存在し、周囲の地区に平穏をもたらすことが冒険者たちの義務だという。ファルコンは、ディソランス王国の辺境にあるデューイ地方の街ガーラントを訪れ、ここを拠点に冒険者としての第一歩を踏み出すこととなる。

デューイ地方は、長いあいだ多くのモンスターに占拠されている状況にあり、各区域にはモンスターの領主が君臨。冒険者ギルドでは、領主を倒して区域をひとつずつ平定していくことを長期的な目標に掲げている。プレイヤーはさまざまなエリアを探索し、多種多様なモンスターおよびボスとバトル。そしてクリスタルタワーと呼ばれる施設に挑むことになるという。

本作にはローグライク要素があるとのことで、何度も冒険に挑戦して楽しめるゲームプレイになるようだ。冒険を通じては素材を獲得でき、素材と設計図をもとにさまざまなアイテムをクラフト可能。またモンスターを倒せば装備品を入手できる。ゲームを進めていくに従ってバトルの難易度が上がっていくため、そうした装備や強化を上手く組み合わせ、各種戦闘テクニックも駆使して最終的な勝利を勝ち取るのだ。


また、本作には農業要素も存在。主人公ファルコンはガーラントの街に自らの農園をもち、冒険から持ち帰った種を植えて育てることで、さまざまな作物を収穫できる。収穫した作物は売却してお金に変えたり、クラフト素材にしたりでき、農園を徐々に拡大・充実させていくことが冒険にも役立つ。そしてより強力な敵と戦い、より希少な素材や装備を手に入れるチャンスに繋がっていくわけだ。

さらに農園で収穫した作物は、街の住民の依頼に対して使えることもあるとのこと。ガーラントにはさまざまな住民が暮らしており、そうした人々と交流し人間関係を作り、街での生活を楽しむことも本作のゲームプレイのひとつとなる。


本作の開発元Flt Studioは中国に拠点を置くスタジオで、『ガーラント:冒険物語』は2人のカップル開発者がこれまで7年をかけて開発している作品だという。開発者は農業シムの愛好家だそうで、主人公がただの農夫ではなく副業として農業をしているというアイデアを思いついたことが、本作を開発するきっかけになったそうだ。

『ガーラント:冒険物語』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに2023年第4四半期に配信予定だ。