“起こるはずのない殺人事件”を追う未来捜査ミステリー『ディスクロニア: CA』Nintendo Switch版11月22日発売へ。ノーマルエンド後を描いた限定エピソードも収録

 

イザナギゲームズおよびMyDearestは8月21日、『DYSCHRONIA: Chronos Alternate – Definitive Edition(以下、『ディスクロニア: CA』Nintendo Switch版)』を11月22日に発売すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、通常価格は税込7678円。新たに限定シナリオが追加されている。

本作の元となる『ディスクロニア: CA(DYSCHRONIA: Chronos Alternate)』は、全3エピソードが2022年9月から2023年7月にかけてリリースされた、VRノンストップ捜査アクションゲームである。本作の舞台は、人類が一度文明を失ってから約200年後の遥か未来。海上都市アストラム・クローズでは、あらゆる犯罪を夢によって未然に防ぐことで、犯罪発生率0.001%を誇っていた。しかしそんな楽園と呼ばれる都市で、ある日起こるはずのない事件が発生。都市の創設者であるラムファード博士が、何者かによって殺害されてしまう。

本作の主人公であるハル・サイオンは、3年前に実験中の事故により記憶を失った青年だ。特別監察官に就任したハルは、都市からの要請により、異常事態を捜査することになる。なぜ博士は殺されたのか。都市で何が起こりつつあるのか。起こるはずのなかった殺人事件へと立ち向かっていく。12年間止まっていた時計塔の鐘が響く時、最後の7日間が幕を開けるという。


ハルは左手の過去を書き換える力によって、真実へと迫る。ハルの左手には、触れたモノの持ち主の記憶へダイブする「メモリーダイブ」の力が宿っている。メモリーダイブでは、持ち主の過去の追体験に加えて、過去の行動への干渉も可能。運命が分岐する瞬間に干渉すると、現在が変化することもある。ハルは左手の力を駆使して、都市と殺人事件の謎へ迫っていくわけだ。

またハルは現実世界と拡張夢世界、双方の空間を捜査していく。捜査中にはパズルや謎解き、ステルスパートなども登場。審問では、街の最高権力であるAIユースティスとも対峙することになる。状況にあわせたシステムなどと共に、海上都市アストラム・クローズの事件を追いかけるのだ。


本作『ディスクロニア: CA』Nintendo Switch版では、VR作品であった『ディスクロニア: CA』から一部内容が変更されている。Amazon.co.jpの商品ページによると、本作ではNintendo Switchならではの遊びが追加し、VRの体感を完全再現。VRだったオリジナルから、コントローラーに適した操作やシーンに適したカメラワークなどに変更されているほか、振動/演出/視界の自由度などが最適化されているそうだ。オリジナルの3エピソードが、Nintendo Switchでのプレイにあわせて調整されているのだろう 。また本Nintendo Switch版には限定シナリオが収録。「あの人たちはあの時どうしていたのか」「そこにはどのような物語があったのか」などが明かされるようだ。
【UPDATE 2023/8/22 15:05】
公式サイト更新にあわせて、本文およびタイトルを変更


本作は、国内のゲーム開発会社MyDearestおよびイザナギゲームズの共同開発となっている。MyDearestの過去作としては、VR用ADV『TOKYO CHRONOS』などをリリース。前作相当の『ALTDEUS: Beyond Chronos』では、Steamのユーザーレビュー287件中96%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。本作においては、Meta Quest Store上にて375件中90%が星5の評価をつけており、高く評価されているようだ。また本作の公式X(旧Twitter)アカウントでは、予約開始を記念してキャンペーンが21日18時より実施予定。公式Xアカウントをフォローした上で対象ポスト(ツイート)をリポストすると、声優陣の直筆サイン色紙が抽選でもらえるそうだ。

『ディスクロニア: CA』Nintendo Switch版は、11月22日に発売予定だ。通常価格は税込7678円。一部ストアでは、オリジナル店舗特典も用意されている。また本作ではプレミアムボックスセットが税込1万9800円で発売予定。プレミアムボックスセットには、公式特製ブックレットやオリジナルサウンドトラック、トートバッグやアクリルボードなどが付属する。