VR未来都市捜査ゲーム『ディスクロニア: CA』“完結編”となる新エピソード7月14日配信へ。起こるはずのない殺人事件と都市崩壊の謎の結末

 

国内のゲーム開発会社MyDearestは6月15日、『ディスクロニア: CA』の「Episode III -楽園の眠り-」を7月14日に配信開始すると発表した。通常価格はMeta Quest 2版が税込1490円、PlayStation VR2が税込1760円。発表にあわせて、PVも公開されている。

『ディスクロニア: CA』は、起こるはずのなかった犯罪を捜査して都市崩壊の真相へとたどり着く、VR捜査アドベンチャーゲームである。本作の舞台は、人類が一度文明を失ってから約200年後の遙か未来。海上都市アストラム・クローズでは、あらゆる犯罪を夢によって未然に防ぐことで、犯罪発生率0.001%を誇っていた。しかしある日、そんなアストラム・クローズで都市の創設者であるアルバート博士が、何者かによって殺害されてしまう。起こるはずのない事件が起こってしまったのだ。

本作の主人公ハル・サイオンは、3年前に実験中の事故により過去の記憶を失った人物だ。本作でハルは、都市アストラム・クローズの特別監察官に就任し、異常事態を解明するべく事件を調査。博士殺害の謎や都市崩壊の未来へ立ち向かっていく。終末の鐘が響く時、最後の7日間が幕を開けるのだという。



ハルは、左手に宿った過去を書き換える能力により、真実へと迫る。本作でプレイヤーは、主人公ハルの視点から事件を調査していく。主人公ハルは、左手で触れたモノの持ち主の記憶を追体験できる。さらに記憶内では、特定の瞬間に行動へ干渉すると、現在が変化することもあるという。プレイヤーは、海上都市アストラム・クローズの現実と夢、二つのフィールドを捜査。左手の能力によって過去にも干渉しながら、都市の危機と対峙するわけだ。特徴としては、本作ではVRゲームだからこそ体験できる、没入感あふれるストーリーが展開されるのだという。

また「Episode III -楽園の眠り-」では、ハルは都市管理局で起こる事件を止めるために行動を開始。都市が幻想に沈む中、最後の選択の瞬間が訪れる。遙か未来の都市に迫る結末と真実が待ち受けているのだろう。


本作を開発しているのは、国内のゲーム開発会社MyDearestおよびイザナギゲームズだ。MyDearestの過去作としては、VR用ADV『ALTDEUS: Beyond Chronos』や『TOKYO CHRONOS』などをリリース。前作に相当する『ALTDEUS: Beyond Chronos』Steam版では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー276件中96%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。本作『ディスクロニア: CA』においても、未完結ながら「NYX Game Awards」のMeta Quest VR Gameカテゴリで多数の賞を獲得するなど、高く評価されているようだ。

ディスクロニア: CA』の「Episode III -楽園の眠り-」は、7月14日に配信開始予定だ。通常価格はMeta Quest 2版が税込1490円、PlayStation VR2が税込1760円。また本作はノンVR版がNintendo Switch向けに2023年リリース予定となっている。