てんこ盛りスローライフ+放置ゲーム『Chill Town』開発費が結構集まる。日本語も対応予定、前作はユーザーの3割が日本人

 

『Chill Town』のクラウドファンディングキャンペーンが好調なようだ。目標額1万ドルに対して、すでに約4万ドルの資金が集まっている。開発元のLow-Hi Technologyは弊誌に対して、前作『Chill Corner』のプレイヤーの3割が日本人ユーザーだったと明かし、それらのユーザーにも興味をもってほしいとしている。


本作はスローライフゲームと放置ゲームのハイブリッド型のゲームだという。心地よいBGMに浸りながら、さまざまなアクティビティを楽しめるそうだ。プレイヤーの目的は、未開拓の島に活気をもたらすこと。いろいろ活動に勤しむことで、島を盛り上げていく。

できることは幅広い。まずはパルと呼ばれる動物の世話。パルにおいては、フィールド上で捕獲し面倒を見ることで、アイテムを提供してくれる。パルはそれぞれレアリティが違ったり、育てることで進化したり、融合させて新種を生み出したりすることも可能。

植物の栽培も可能で、果物やハーブなど25種類の作物が育てられる。水辺では釣りを楽しむこともでき、釣れる魚は125種類に及ぶとのこと。昆虫採集もでき、昆虫については80種類以上いるほか、エリアや時間などで捕れる種類は変わってくるそうだ。舞台となる島は広大で、探すことでアイテムや生物がさまざま見つかる。そうしたものを追い求めるのもいいだろう。


そのほか、ハウジング要素も存在。自分の家を建ててデザインするほか、NPCが住む家を設計することも可能。住人との交流もまた街の発展には不可欠である。またペットを飼うことも可能。冒険のお供にしても、家を留守番させるのもいいだろう。家では料理をすることもできる。収穫した作物を使って料理を生み出すこともできる。

これらのゲームプレイは、ゲーム名にもある「Chill」なサウンドをバックに楽しめるのも本作の特徴。Chill Soundはさまざまなジャンルにわたって用意されており、あるいはゲーム内音楽プレイヤーで自分の好きな曲をインポートして雰囲気づくりをすることも可能なそうだ。放置要素については、現時点でははっきりと明かされていないものの、本作は放置している時間もゲームは稼働しているという。ゲームをプレイしていない時間に応じてリワードなどが用意されているのかもしれない。


Low-Hi Techは、『Chill Corner』を手がけたスタジオだ。『Chill Corner』は、立方体の部屋を眺めながら、Lo-Fiサウンドを聞くという無料ゲーム。内容こそシンプルなものの、ながら作業にぴったりということで注目を集めた。流れる環境音は変更できるほか、装飾も変更可能。また本作を起動し放置することで、装飾品を買うゲーム内マネーがたまるというシステムも特徴的である。

Low-Hi Technologyによると、『Chill Corner』プレイヤーの30%が日本人ユーザーとのこと。無料ゲームとはいえ、かなりの多さである。こうしたニーズを踏まえ、ゲームは日本語に対応するそうだ。7万5000ドルにまで到達すればNintendo Switch移植も着手できるとし、弊誌を介して日本人ゲーマーにアピールを見せている。

『Chill Town』のKickstarterキャンペーンは、8月13日まで実施中。興味のある人はバッカーになってみるのもいいかもしれない。なお同作はPC(Steam)で配信予定である。