PlayStation 5、累計販売台数4000万台突破。十分な在庫を備えられるようになったことにより

 

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)は7月27日、PlayStation 5の累計販売台数が4000万台と突破したと発表した。発売から約2年8か月を経ての突破となる。


今回の発表にあたり、SIEの社長 兼 CEOであるジム・ライアン氏がコメントを出している。それによると、PS5は新型コロナウイルス下での発売を経て、サプライチェーンを整えることに時間を要しながら、ようやく十分な在庫が揃えられるようになったという。そうした在庫によって、累積されていた需要に応えられるようになったとのこと。

PS5といえば、新型コロナウイルスによる半導体需要の変動などにより、発売から長らく品薄状態にあった。買うこと自体が一苦労だったわけだ。しかしながら昨年末に入ってから、部品供給などが安定したこともあってか増産体制に入っており、オンラインストアを含むさまざまなショップで買いやすくなっている。もともと需要が高かったことから、在庫が潤沢になったことで売上が上向けに。

ファミ通の最新のハード週間推定販売数ランキングにおいても、4万2967台を記録している(ファミ通.com)。また北米調査会社のNPDによると、北米市場においてはPS5は2023年でもっとも台数/金額でリードしているハードウェアだそうだ(VenturBeat)。欧米含むグローバル人気が売上を牽引しているのだろう。

なお、成功例としてあげられやすいPS4は、北米での発売から2年6か月の時を経て4000万台を突破していた。PS5はPS4ほどではないにしても、良いペースで売れていることがわかる。どこまでこの勢いは伸びていくのだろうか。