“MMOのレイド風”ローグライク協力アクション『Rabbit and Steel』Steamにて5月9日配信へ。最大4人でレイドボス風バトルに挑む、月夜のうさぎたちの戦い

個人ゲーム開発者のmino_dev氏は5月1日、『Rabbit and Steel』を5月9日にリリースすると発表した。MMORPG風のボスバトルを繰り広げるローグライクアクションゲームだ。

アメリカの個人開発者mino_dev氏は5月1日、『Rabbit and Steel』を5月9日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページによると、日本語字幕に対応している。また発表にあわせて、リリーストレイラーが公開中だ。

『Rabbit and Steel』は、最大4人のうさぎが協力してMMORPG風のボス戦へ挑む、マルチプレイ対応のローグライクアクションゲームだ。本作の舞台となる月明かりの王国には、建国にまつわるおとぎ話が伝わっている。むかしむかし、ひとりぼっちの小さなウサギがいた。うさぎが泣きながら夜空に向かって友達を作る方法を尋ねると、月が応えてくれたのだという。またウサギは、ひとりぼっちが安らげる新しい王国を作ると誓い、数十年後に夢が実現したそうだ。


本作では数か月前より、月明かりの王国との連絡が途絶えていた。報告によれば、住民たちが外部の者を攻撃。巨大な白い塔が毎夜街の中心へ現れ、空の星へ向かって伸びているという。本作では事態に対し、ウサギの冒険者たちが立ち上がる。孤独な王国を救うべく戦う、ウサギたちの月夜の戦いが描かれる。


うさぎたちは月光の塔への道を切り開くため、MMORPG風のボスバトルを繰り広げる。本作でプレイヤーは、ゲーム開始時にクラスを選択。魔法使いウサギ/アサシンウサギ/大剣ウサギ/踊り子ウサギ/ドルイドウサギなどいずれかのクラスを操作し、最大4匹のウサギが協力して旅を繰り広げる。敵としては、強力なボスが待ち構えており、予告付きの攻撃や協力の必要なギミックなどを仕掛けてくる。ウサギたちはスキルのクールダウンなども考慮しながら、クラスごとに用意された4種類のスキルを使用。ボスのギミックを攻略しながら戦う、歯ごたえのある協力アクションが展開される。MMORPGのレイドバトルの緊張感が、シンプルな形で再現されているそうだ。

うさぎたちは旅の途中、特殊効果をもった装備品の入手や、ショップでのスキル強化などによって成長する。ただし本作では欲しい装備品が被った場合、アイテムの所有権がダイスロールによって決定。欲しい戦利品が手に入らないこともあるわけだ。要素としては、多数のボスやステージなどが存在。ローカル/オンラインでの最大4人のマルチプレイに対応しており、オンラインにはロールバックネットコードが採用されている。また本作はソロプレイも可能。1人で遊ぶ際には、協力が必要なギミックが激しい弾幕に置き換えられるそうだ。

 


本作を手がけているmino_dev氏は、ジョージア州アトランタを拠点に活動する個人開発者だ。過去作としては、空中魔法少女弾幕対戦ゲーム『Maiden and Spell』をリリース。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で689件中98%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得している。同作では8人の少女たちによる戦いが、可愛らしく幻想的な世界観やBGMとともに表現されていた。

本作『Rabbit and Steel』の開発は2021年11月に開始された。プレスキットによると、本作の目的の一つは、MMORPGのレイドバトルを、何百時間ものレベル上げや装備集めは大変だというプレイヤーにも楽しんでもらうことであるそうだ。なお同氏は前作『Maiden and Spell』のリリース後に、『ファイナルファンタジーXIV』をやり込んだという。同氏の指すMMORPGには、『FF14』も含まれているのだろう。また本作の開発では、mino_dev氏がアート/プログラム/デザイン、Befly氏がサウンドを担っている。音楽については、コンポーザーのはがね氏が担当。前作から引き続き、同氏によるBGMがうさぎたちの戦いを彩るようだ。なお本作のサウンドトラックは、すでに頒布中となっている。

Rabbit and Steel』は、PC(Steam)向けに5月9日リリース予定。日本語字幕にも対応予定となっている。また本作ストアページでは、デモ版が配信中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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