自転車稼業ゲーム『Parcel Corps』発表。フリーランス事業主として、金のためにメシ・小包・機密情報なんでも運ぶ

 

パブリッシャーのSecret Modeは6月12日、『Parcel Corps』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年発売予定だという。


『Parcel Corps』は、自転車稼業に勤しむアクションゲームだ。舞台となるのはニュージーランドの街。この街では、自転車メッセンジャー企業がしのぎを削っていた。しかし原油探査会社ポーラー・ペトロリアムPLCのCEOであるリッチ・ヴィラネが街にきたことにより、状況が一変。主人公は、フリーランスの自転車メッセンジャー。自転車にまたがり、ヴィラネの野望を止めるのだ。

本作では、オープンなフィールドを舞台に、自転車に乗りながらさまざまなモノを運ぶ。食べ物や貴重な小包、あるいは機密書類など、さまざまな依頼品を一定時間内に届けるのだ。配達を完了するにあたっては、ルートも破天荒に選ぼう。道路だけでなく、歩道を突き進んだり、レッジの上を滑ったり、壁キックして進んだりと、ハチャメチャに道を選ぶのだ。本作にはスタイリッシュなスキルセットが用意されているといい、プレイヤーのテクニックも問われるだろう。


本作で仕事を始める上では、自転車メッセンジャー企業3つのうちから、ひとつを選ぶことになる。アングロ・オーストラリアの新興企業「Wallaby Wheelers」、ブルックリン発「East Coast Couriers」、全ヨーロッパのプロ集団「Das-la Poste」。どれを選ぶかで、ゲーム内容も変わるのだろう。配達を繰り返しながらビジネスオーナーを満足させていく、というのが基本的な流れになるようだ。


開発を担当するのは、Billy Goat Entertainment。北アイルランドに拠点を置くゲームスタジオだ。過去作としては、スーパーマーケット荒らしレースゲーム『Supermarket Shriek』や、イギリスが宇宙組織設立を目指すADV『Her Majesty’s SPIFFING』がある。ともに世界観設定のクセが強い作品だ。本作でも、独特な世界観は健在。同スタジオが元々アニメーション製作をメインとした会社であっただけに、スタイリッシュな自転車ゲームに仕上がりそうである。ほんのり『ジェットセットラジオ』的な雰囲気も感じる。

『Parcel Corps』はPC(Steam)向けに2024年発売予定。Steamストアページでは現在日本語対応にチェックマークはないものの、パブリッシャーのSecret Modeは日本語対応に熱心なだけに、リリース時の対応に期待がかかる。