『ホグワーツ・レガシー』売上1500万本突破。「ハリー・ポッター」ゲームの勢いが止まらない


Warner Bros. Discoveryは現地時間5月5日、2023年第1四半期の業績発表にて『ホグワーツ・レガシー』の売上が1500万本を突破していたことを明らかにした。大ヒットタイトルである本作は、PS4/Xbox One版の発売を前にさらに売上を伸ばしていたようだ。


『ホグワーツ・レガシー』は人気小説・映画「ハリー・ポッター」シリーズを題材としたゲームだ。開発を担当したのは、WB Games傘下スタジオAvalanche Software。プレイヤーは5年生として、ホグワーツ魔法魔術学校に入学。授業や探索に励みつつ、世界をめぐる大きなしがらみに巻き込まれていく。ゲームとしてはオープンワールドとなっている。学校および学校周辺のエリアを冒険したり、誰かの悩みを解決したりしながら、戦いなどを介して成長するのだ。

本作は2月10日に発売され、Steamではピーク時約88万人の同時接続プレイヤー数を記録するロケットスタートを見せた(SteamDB)。またSteamユーザーレビューでは本稿執筆時点で14万件以上のレビューが寄せられており、うち92%が好評とする「非常に好評」ステータス。大きな人気と高評価を獲得するタイトルだ。

今回、Warner Bros. Discoveryは2023年第1四半期の業績発表にて、本作の全世界での販売本数が1500万本を突破していたことを明らかにした。売上高としては10億ドル(約1300億円)以上にのぼるという。本作は発売後2週間となる2月24日時点で、1200万本を売り上げていることが伝えられていた。この凄まじい売れ行きは、パブリッシャーの予想していた売上をはるかに上回っていたという(関連記事1関連記事2)。そこからさらに売上を300万本伸ばしたかたちだ。


なお5月5日には、本作PS4/Xbox One版が発売。それにあわせてPS5/Xbox Series X|S/PC向けにもアップデートが配信され、全体的なゲームプレイの改善・不具合修正が実施。また「蜘蛛が怖い人向け」のオプション設定も実装された(関連記事)。プラットフォームを拡大してさらに遊びやすさが向上した本作。2月時点では「DLCなどは計画されていない」と伝えられていたものの、今後の展開は注目されるところだろう(関連記事)。

ちなみにWB Gamesは、本作に収録されなかった「ハリー・ポッター」シリーズ世界のスポーツ「クィディッチ」を遊べるゲーム『Harry Potter: Quidditch Champions』を発表している。Unbroken Studiosが開発を担当する、オンライン対戦ゲームになるそうだ。こちらの続報にも期待したい。

ホグワーツ・レガシー』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS4/ PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。Nintendo Switch向けにも7月25日の発売が予定されている。