重厚硬派ストラテジーRPG『Heroes of Might and Magic: Olden Era』早くも100万本の大ヒット。約10年ぶり新作、“クラシック回帰”で大成功

Hooded Horseは5月29日、『Heroes of Might and Magic: Olden Era(ヒーローズ・オブ・マイト・アンド・マジック:オルデン・エラ)』の売上が100万本に達したと発表した。

パブリッシャーのHooded Horseは5月29日、Unfrozenが手がける『Heroes of Might and Magic: Olden Era(ヒーローズ・オブ・マイト・アンド・マジック:オルデン・エラ)』の売上が100万本に達したと発表した。あわせて早期アクセスにおけるロードマップも公開されている。対応プラットフォームはPC(Steam/Microsoft Store)。PC Game Pass向けにも提供されている。

『Heroes of Might and Magic: Olden Era』(以下、Olden Era)は、レベル上げなどのRPG要素を含むターン制のストラテジーゲームだ。30年以上の歴史を持つ『Heroes of Might and Magic』(以下、HoMM)シリーズの最新作で、名前の通り古典RPG『Might and Magic』シリーズの世界観をベースとしている。

『Might and Magic』は、『Ultima』や『Wizardry』などと並んで語られることも多い古典RPGシリーズ。初代作品は1987年にPC向けに発売された。一方『HoMM』シリーズは、そのスピンオフ作品として1995年にNew World Computingより誕生。現在はUbisoftがシリーズ権利を保有しており、『Olden Era』は2015年発売の『Might & Magic Heroes VII』以来、約10年ぶりとなるシリーズ最新作だ。本作はシングルプレイおよびオンラインマルチプレイに対応している。

本作の舞台となるのは惑星Enrothにある3つの大陸の内の一つ、Jadame大陸。本家『Might and Magic VIII』の舞台でもあるこの大陸では、エルフやドラゴンを始めとしたファンタジー種族のみならず、ネクロマンサーや教会勢力がそれぞれの派閥を各地に築いている。『HoMM』シリーズの時系列的には、『Olden Era』が最も古い時代を扱っており、第一作目の『Heroes of Might and Magic: A Strategic Quest』前日譚となる物語が描かれている。プレイヤーは、世界征服を目論むInfernoの魔王によって押し寄せる昆虫型生物の群れ「Hive」に立ち向かうため、不思議と危険が待ち受けるファンタジー世界を探索していくことになる。

本作『Olden Era』には、聖騎士風の“テンプル”や、ネクロマンサー勢力“ネクロポリス”、ミノタウロスやドラゴンを擁する“ダンジョン”など、6つの派閥が登場。プレイヤーはそのうちひとつを選択し、派閥ごとに異なるユニットや建物、そして軍勢を率いるヒーローを運用していく。

ゲームプレイの中心となるのは、ワールドマップであるJadame大陸での探索と勢力拡大だ。プレイヤーはターンごとにヒーローを移動させ、霧に覆われたマップを探索。敵との戦闘でヒーローを成長させながら、鉱山などの資源産出地を確保し、都市を発展させて軍勢を強化していく。行動は1日単位で進行し、行動力を使い切ることでその日を終え、ターンを終了する仕組みとなっている。

マップ上で敵と遭遇した場合には専用の戦闘画面へ移行。そこでは、ヒーローが率いるユニットを操作するターン制のタクティカルバトルが展開される。本作のユニットは“人数”の概念を持っている点が特徴だ。たとえば100体の剣士ユニットであれば、100人分のHPを抱えた集団として扱われる。また、各ユニットは基本的に1ターンにつき1回しか移動・攻撃できない。そのため、1ユニット数千体の群れを作るよりも、あえてそれらを少数のユニットに分割し、複数方向から敵を袋叩きにするのも時には有効な戦術となる。

戦闘で勝利すればヒーローは経験値を得てレベルアップし、ピックアップされた選択肢の中からスキルを獲得できる。特定のスキル同士を組み合わせれば、より強力なヒーロークラスも解禁されることから、ヒーローの育成がデッキ構築型のローグライクゲームのような奥深さを持っている点も本作の魅力の一つだ。

そんな『Olden Era』は5月29日、売り上げが100万本に達したと発表。あわせて早期アクセスにおけるロードマップも公開された。本作は4月30日に早期アクセスを開始し、最初の24時間で25万本の売上を記録(関連記事)。発売早々に開発資金を回収したとして話題となった。また、早期アクセス前に配信されたデモ版に熱中するプレイヤーが続出したことでも注目を集めていた(関連記事)。

Steamユーザーレビューにおいても、本稿執筆時点で1万4000件以上のレビューを集め、そのうち88%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得。さらに、Steam同時接続プレイヤー数もピーク時には約6万人を記録している(SteamDB)。

好評のレビュー内容として最も多く挙げられているのが、シリーズ最高傑作とされる『Heroes of Might and Magic III』を想起させるクラシカルなゲームプレイだ。探索のテンポ感や、都市発展のための資源管理といった要素を懐かしむ意見も多く、長年停滞していたシリーズの“復活作”として歓迎する反応が目立っている。その上で、UIやリプレイ性などはプレイしやすく現代化されており、本作がただの懐古作ではないといった評価も散見される。

早期アクセス当初はAIが強すぎるなどの声が一部あったものの、今月初めのアップデートによりノーマル以下での難易度調整も実施。配信から既に7回のアップデートを重ねており、デベロッパーのUnfrozenが精力的に開発に取り組んでいる様子がうかがえる。

『Heroes of Might and Magic: Olden Era(ヒーローズ・オブ・マイト・アンド・マジック:オルデン・エラ)』はPC(Steam/Microsoft Store)向けに配信中で、PC Game Pass向けにも提供されている。ちなみに本作のデモ版は日本語に未対応だが、早期アクセス版は日本語に対応しているので日本語圏のプレイヤーは安心して購入してほしい。

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Kei Kano
Kei Kano

キャラクリが出来て没入感のあるゲームが好きです。ゆっくり歩いて世界観を味わったり、自分なりに脳内設定を組み上げたりして遊んでます。

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