任天堂を脅した“脅迫お嬢様”が再逮捕へ。役員全員に向け「死因付き脅迫文」を送っていたとの報道

京都府警捜査1課と南署は2月24日、任天堂役員に対して殺害予告をしたとして脅迫容疑で逮捕されていた女を、本日25日にも再逮捕するとした。

京都府警捜査1課と南署は2月24日、任天堂役員に対して殺害予告をしたとして脅迫容疑で逮捕されていた女を、本日25日にも再逮捕するとした。容疑者の犯行内容についても一部が、捜査関係者より明かされている。京都新聞が伝えている。

京都府警捜査1課と南署は2月9日、任天堂本社の役員を脅迫したとして、容疑者の女を逮捕したことを明らかにしていた。容疑者は東京都三鷹市上連雀在住の、電力関係会社契約社員である36歳の人物とされている(産経新聞)。同容疑者は昨年6月25日ごろに、「こ、殺してさしあげますわ」「任天堂死んじゃえ!」などとの記述や犯行予告日を書いた脅迫文、および香典袋を入れた封筒一通を、任天堂本社の役員宛てに京都市内から送ったとされる。その独特の文面からSNS上などでは“脅迫お嬢様”といった俗称もつけられていた。

京都府南警察署


そして先日、同容疑者の再逮捕への動きが、京都新聞による捜査関係者への取材で明らかになった。同紙の取材によれば、容疑者が脅迫文を送ったのは一部役員だけではなく、“任天堂役員全員”であったという。同社役員のなかでゲーマーの間で馴染み深い人物といえば、同社を代表するクリエイターのひとりでもある宮本茂氏(代表取締役 フェロー)などがあげられるだろう。

こうした役員らに対して容疑者は「刃物に刺されたことによる失血死」として死因・日時を記入した死亡届と死亡診断書なども、前述の脅迫文とあわせて送っていたとされる。この脅迫の結果、任天堂側も警備を強化したり、役員の出勤を控えたりといった対応を取らざるを得なくなったことで、容疑者に威力業務妨害の疑いがもたれている。なお、容疑者と任天堂や役員との間に接点はなかったという。再逮捕は本日25日にもおこなわれるとのこと。

ゲーム会社に対しての脅迫事件としては、オンライン麻雀ゲーム『雀魂』を運営するYostarを脅迫した、東京都在住の大学生が逮捕された件が記憶に新しい(関連記事)。その以前にも国内事例として、『FIGHTING EX LAYER』や『ストリートファイターEX』シリーズなどを手がけるアリカおよび同社役員を脅迫した人物が、逮捕・有罪判決を受けた。また、スクウェア・エニックスも度重なる脅迫を受けており、会社員など複数人が逮捕された例がある(関連記事1関連記事2)。




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Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

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