サイバーパンク・アクション『Alley Stalker』発表。未来都市の空気が香る、圧巻の精細映像がお披露目

 

デベロッパーのLeartes Studioは2月2日、サイバーパンク・アクションアドベンチャー『Alley Stalker』を発表した。対応プラットフォームはPC/PS5/Xbox Series X|S。あわせて、同社が開発し、ゲームで使用しているアセットの販売もUnreal Engineマーケットプレイスにて開始されている。


『Alley Stalker』はサイバーパンク・アクションアドベンチャーゲームだ。時は2080年代。超高層ビルが立ち並び、サイボーグ技術が発達した未来都市「Techtopia」が主な舞台だ。この時代は巨大企業からなる連合が強大な権力を持っており、都市は連合によって支配されていた。


きらびやかな都市の外には、Waterlandと呼ばれる過酷な環境が広がっている。そこに暮らす人々は、企業の支配と対立しているようだ。中でもサイバネティクス企業は、新製品の人体実験にWaterlandの住人を利用しようとしている。元企業エージェントのAlley Stalkerは住人たちを守るべく、企業との戦いに身を投じるのだった。現状では、アクションゲームとなることを除いて、本作の具体的なゲームプレイなどはベールに包まれている。ただ、公開されている映像では未来都市の空気感が高精細に描かれており、高い技術力を感じさせる。なお、SNS上などでの記述によれば、こうした映像はUnreal Engine 5を利用して描画されているようだ。


本作の開発を手がけるのは、トルコのLeartes Studios。Unreal EngineやUnity向けに、環境アセットの開発・販売を専門とするスタジオだ。『Call of Duty: Black Ops Cold War』のシネマティックトレイラーでは背景の一部を担当するなど、いくつかのAAAスタジオにおける作品開発に関わってきた実績がある。

今回の発表に合わせ、Leartes Studiosはゲームで使用しているアセット「Cyberpunk Gigapack Asset」の販売を開始した。こちらは、同スタジオが1年以上の開発期間をかけた大規模アセットとして、オープンワールドマップや人物・建築物・車両・ロゴなどを含むという。ゲームのリリースに先駆けて使用アセットを販売するのは、なかなか珍しいケースだろう。『Alley Stalker』はLeartes Studiosにとって、最初の自社開発ゲームタイトルになる。同社のアセット開発におけるノウハウも活かされた作品になることだろう。

『Alley Stalker』はPC/PS5/Xbox Series X|S向けに開発中。なお、本作開発で利用されているアセットCyberpunk Gigapack Assetは、Unreal Engineマーケットプレイスで販売中だ。