Steam廃墟コミュニティ構築シム『Common’hood』11月10日配信へ。流れ着いたみんなと一緒に自給自足

 

デベロッパーのPlethora Projectは10月25日、コミュニティ構築シミュレーションゲーム『Common’hood』を、11月10日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Common’hood』は、ソロプレイあるいは最大4人でのオンライン協力プレイに対応する、コミュニティ構築シミュレーションゲームだ。舞台となるのは、廃墟となっている巨大工場跡。この場所には、さまざまな困難を抱える人々が移住者として集まってきており、プレイヤーは彼らと一緒に住まいを建築し、新たなコミュニティを構築していく。

工場内は荒れ果てた状態にあり、それを掃除したり探索したりするなかで、クラフトに使えるさまざまな資源を入手可能。そうした資源をもとに、各種道具や素材を加工する作業台、機械設備などのほか、建物も建築できる。建物は、立方体や直方体の基本的な構造を作ってから、自由に組み合わせて拡張していくことになるようだ。また、階段やバルコニー、窓、あるいはテーブルなどの家具も作ることができる。


プレイヤーは移住者たちと共に、この場所で自給自足しなければならないため、食料を確保する必要がある。農場を建設すれば、さまざまな作物を栽培可能だ。フードアイテムを使用すると、多彩な料理レシピを入手できるとのこと。なお移住者は、それぞれニーズや要望をもっているという。コミュニティの一員として、彼らのケアをおこなうこともプレイヤーの仕事となる。たとえば、要望に応じて建物の建築や改築をおこなう。

新たな技術を研究すると、クラフトできるアイテムがツリー形式にてアンロックされていく。高度な機械設備も作れるようになり、やがてロボットを導入することも可能。ロボットには重労働を任せることができるほか、作業を自動化させる仕組みを構築することもできるそうだ。

なお建築した建物のデザインは、ゲーム内のオンラインデータベースを通じてほかのプレイヤーと共有可能。本作の建築ツールは自由度の高さが特徴のようで、“職人”として活躍するプレイヤーも現れるかもしれない。


本作の舞台となる廃工場には、資源だけでなく歴史や記憶、そして失敗が詰まっているという。工場内を探索するなかでは、さまざまな文章を発見できることもあり、そこからこの場所が廃墟になった理由が少しずつ明らかになっていく。本作には、そうしたストーリー要素も用意されている。

『Common’hood』は、PC(Steam)向けに11月10日配信予定だ。Steamでは体験版が配信されているため、興味のある方はまずこちらを試してみると良いだろう。