『Vampire Survivors』本日正式リリース&大型アプデ。でも新要素も開発中

 

デベロッパーのponcleは10月21日、Steam/Microsoft Store向けに早期アクセス配信中だった『Vampire Survivors』を正式リリースした。正式リリースに伴い日本語表示に正式対応したほか、多数のコンテンツが実装。本作の今後の展開についても明かされている。

『Vampire Survivors』は見下ろし視点アクションゲームだ。本作はSteamで昨年12月17日に早期アクセス配信を開始。記事執筆時点でSteamユーザーレビューは12万件以上寄せられ、そのうち98%が好評とする「圧倒的に好評」のステータスを獲得している。早期アクセス配信期間中から「300円(現在は499円)の低価格」「手軽で夢中になれるゲームプレイ」「頻繁なアップデート」などの要素で多大な人気を集めた。そんな本作がこのたび、満を持して正式リリースされた。

正式リリースに伴い、大型アップデートとなるパッチ 1.0も配信開始。日本語表示に正式対応したほか、多数のコンテンツが追加されている。まず新武器が1種類と、新イベントステージが1種類追加された。そしてプニャーラなど5キャラに新スキンが追加され、新たなBGMやSEも実装されている。目や耳に新鮮な体験ができる要素が追加されているわけだ。

ほかには、ゲームモードとしてInverse ModeおよびEndless Modeが追加されている。Inverse Modeでは、ステージのレイアウトが上下逆に。ゴールドの入手量が200%アップし、運も上昇する一方で、敵の最大体力も+200%される。さらに、毎分ごとに敵の体力と移動スピードが上昇するなどの特殊モードとなっている。

Endless Modeについては、その名の通り際限なくサバイバルを楽しめるモードとなっている。通常の時間制限に到達しても死神が登場せず、そのかわりにステージが「サイクル」して、また0から制限時間がカウントされるかたちだ。そして、サイクルが1周するごとに敵の体力・発生頻度と量・攻撃ダメージが強化。強化され続ける敵と心ゆくまで死闘を繰り広げられるモードとなっている。

今回のアップデートでは、コンテンツ追加のほかにもバランスやUI調整なども盛り込み。「各キャラクターでどのステージをクリアしたか」「各ステージでどのレリックが利用可能か」といった要素が確認可能になった。宝箱から手に入るゴールドの基本量のアップや、リロール/選択肢消去アップグレードについて、ランクごとの利用可能数が1から2に増えるなどの調整も。全体として難易度はさらに緩和され、便利さが向上するアップデート内容だ。ほかには、Twitch連動機能も追加。こちらでは、本作を実況配信中に、選び取るアイテムやイベントを視聴者が投票で選べるようなシステムが実装されている。こうした機能を使った実況プレイもどんどん実施されていくことだろう。


今回のパッチノートでは、本作が開発された背景と今後の展望が語られている。そちらによれば、『Vampire Survivors』は「毎週末に楽しみながら追加コンテンツを開発できる、シンプルなゲームプレイの作品」をコンセプトとして開発が始められたとのこと。本作は予想外の大ヒットとなり、poncleは毎週末のみならずフルタイムで本作の開発に従事することになった。しかし「楽しみながら開発する」というコンセプトについては依然として変わっていないそうだ。

また、今後poncleとして新作開発に取り組む可能性はあるものの、『Vampire Survivors』のサポートは今後も続けられていくとのこと。QoL面での改善や、新エンジンへの移植のほか、新要素についても現在開発中となっているそうだ。今後も『Vampire Survivors』の展開は続き、多くのファンに愛されていくことだろう。

『Vampire Survivors』はPC(Steam/Microsoft Store)向けに発売中。Steamでの価格は499円で、現在正式リリース記念として20%オフの399円で販売中だ。期間は11月2日まで。なお、Microsoft Storeでは620円で販売中のほか、PC Game Pass向けにも配信されている。

【UPDATE 2022/10/21】
Microsoft Store版の価格について追記