Nintendo Switch Online、「自動更新」についての新たな注意文が説明に追加へ。“自動更新を止めないと自動更新が続く”ことを明示


任天堂は5月31日、Nintendo Switch Onlineの自動継続購入についての説明ページを6月7日に更新すると発表した。自動継続購入についての説明ページはすでにさまざまな情報が載っているが、ここに新たな文が追記される。なお仕組み自体には変更はないという。


Nintendo Switch Onlineに加入すると、18歳以上のアカウントならば自動継続購入が有効になる。利用期間終了の48時間前に、ニンテンドーeショップの残高が優先して消費され、残高が不足している場合は、登録しているクレジットカードおよびPayPalが使われる。自動継続購入説明ページでは、こうした仕様について、事細かく説明されている。

ここに新たな注意文が追加される。具体的には以下のとおり:

・期間固定型の利用券について、次回以降に異なる期間の利用券を自動継続購入するためには、次回決済までに変更したい期間の利用券の購入が必要であることを明示します。
・自動継続購入の更新を停止しない限り、無期限で更新を継続することを明示します。

ようするに、長い期間の利用券を購入していた場合、次に短い期間で利用したいならば別途その期間の利用券購入が必要だと明示される。さらに、自動継続購入は更新停止しない限り、延々と更新が続き支払われていることが明示されるわけだ。知識がある人ならば当然のことのように思える。ただ、たしかに現状では説明ページにこのふたつの記載がなく、サブスクリプションへの理解が薄ければ不親切に感じるかもしれない。そうしたユーザーへのフォローが入れられるわけだ。


ちなみに、この自動継続購入の仕様については、イギリスの競争・市場庁であるCompetition and Markets Authority(CMA)から見直しを迫られており、任天堂およびソニーが同意したと伝えられている(関連記事)。この報道では、Nintendo Switch Onlineに加入してもデフォルトで自動継続購入が有効にならなくなると伝えられていた。また6月1日からは特定商取引法・預託法の改正が実施される。これにあわせた動きであるという指摘も見られる。
【UPDATE 2022/6/1 9:00】
特定商取引法・預託法の改正について追記

今回の変更では自動継続購入の仕様自体は変更されていない。ただし、自動継続購入については議論され見直しが求められており、任天堂としては気をもんでいるのは間違いないだろう。自動継続購入仕様そのものが今後変化していくかも注目されるところだ。