超脳力アクションRPG『スカーレットネクサス』累計出荷・DL販売本数が100万本突破。新規IPとして大きく羽ばたく

 

バンダイナムコエンターテインメントは4月14日、『SCARLET NEXUS(スカーレットネクサス)』の世界累計出荷・DL販売本数が100万本を突破したと発表した。Twitterでは感謝を込めて、記念イラストが公開中。またXbox Game PassおよびPC Game Passを含めると、累計プレイヤー数は200万人を突破しているそうだ。


『SCARLET NEXUS』は、超脳力を使って怪異と戦う、ブレインパンク・アクションRPGである。本作の舞台は、脳科学と脳力が発展し、脳力を基盤に大規模なネットワークが構築された世界。人類は、脳を食らう異形の生命体「怪異」の驚異にさらされていた。怪異は空から降り注ぎ、従来の兵器では傷つかないという性質をもつ。そこで人類は、怪異に対抗するべく怪異討伐軍を結成。並外れた能力者たちの力を用いて、長年人類の生活を守ってきた。本作の主人公であるユイトとカサネは、怪異討伐軍の新人隊員である。共に念力を扱う2人は、怪異討伐軍の一員として活動する中で大きな戦いに巻き込まれ、やがて真実を知っていく。


ユイトとカサネは、武器を使った攻撃や回避に加えて、念力を使って戦う。電柱を振り回したり、バスを動かして敵を轢き殺したり、フィールド上のオブジェクトを活かして怪異を倒していくわけだ。また2人は、自身の念力以外に仲間の超脳力も使用できる。

仲間の超脳力としては、自身の時間を加速させる超加速、姿を消して見えなくなる透明化、炎を操るパイロキネシスなどが登場。強化を進めていくと複数の脳力の同時発動も解放され、超加速によって周囲の時間を遅くしながらパイロキネシスで敵を燃やすなど、特殊能力を存分に活かした戦いが可能になる。超脳力や世界の真実に迫るストーリーと、超脳力を活かした派手なバトルが展開されるわけだ。


『SCARLET NEXUS』は、ディレクターを『テイルズ オブ』シリーズを手がけてきた穴吹健児氏が務め、2021年6月24日(Steam版6月25日)にリリース。その後、無料アップデートによるフォトモードや設定項目の追加、有料DLCによるキャラクターの掘り下げなどがおこなわれてきた。またSteamでは、記事執筆時点で7607件のユーザーレビューの内、85%の好評を得てステータス「非常に好評」となっている。発売から約10か月での世界累計出荷・DL販売本数100万本達成には、アップデートやユーザーの評価も影響していることだろう。


また今回の発表では、ゲームサブスクリプションサービスXbox Game PassおよびPC Game Passのプレイヤーを含めて、累計プレイヤー数が200万人を突破したことも明かされた。本作は、2021年9月にXbox Game PassおよびPC Game Passへ登場しているが、累計プレイヤー200万人中、100万人がサブスクリプションサービスを通してプレイしただろうこと。サブスクリプションサービスで配信されていながらも売上が伸びてきたのだろう点は、なかなか興味深い。なお、Xbox Game PassとPC Game Passの加入者は2022年1月付けで2500万人を突破。100万人がサブスクリプションサービス経由でプレイしたのなら、Xbox Game PassおよびPC Game Passの利用者の25人に1人が、『SCARLET NEXUS』をプレイしたことになる。

SCARLET NEXUS』は、PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam、Microsoft Store)向けに配信中。Xbox Game PassおよびPC Game Pass向けにも提供されている。




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なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。