怪談ホラー『アパシー 鳴神学園七不思議』発表、Nintendo Switch向けに発売へ。『学校であった怖い話』開発者が贈る長編恐怖

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メビウスとシャノンは11月30日、『アパシー 鳴神学園七不思議』を発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch。発売時期は2022年夏が予定されている。

『アパシー 鳴神学園七不思議』は、ホラーアドベンチャーゲームだ。物語のあらすじはこうだ。新聞部の一年生である坂上修一が、記事を作ろうとしていた。校内新聞で七不思議の特集をするのだという。そのために、7人の語り部が先輩から集められた。語り部から一話ずつ怖い話を聴いていく会が開かれる予定だった。当初は7人の人間がいるはずの予定だったが、部室の扉を開けるといたのは6人だけ。まだ見ぬ7人目を待たずして七不思議の集会が始まった。不穏な雰囲気を感じながら、“怖い話”を聞いていくことになる。


本作は、長編ノベルゲームになるようだ。原作脚本を務めるのは飯島多紀哉氏。スーパーファミコン向けに発売された『学校であった怖い話』にて原作・脚本を手がけた人物。飯島氏によると本作はシナリオありきであり、テキスト数も膨大。文字数は現在わかっているだけでも200万文字近い文量があるとのこと。飯島氏は、本作について「ノベルゲームの最高峰を目指している」と掲げ、普通では見られない分岐や、何度も遊んでも新しいシナリオが見つかるとコメント。エンディング数は200~300種類じゃ“きかない”ほど用意していると言及。野心的な作品として開発されているようだ。


飯島氏といえば、人気ホラーゲーム作家である。前出の『学校であった怖い話』および同作の世界観を受け継いだ『アパシー・シリーズ』は恐怖演出面やシナリオ面で高い評価を獲得しておりファンも多い。一方、2007年に発売された『四八(仮)』はシナリオや不具合といった多岐にわたる面で各所に酷評され過去をもつ。飯島氏とメビウスは、かつてケータイアプリにてリリースされていたホラーアドベンチャー『送り犬』をNintendo Switch向けにリメイクするなどタッグを組んでいた。同作は安定した評価を獲得しており、満を持して新作『アパシー 鳴神学園七不思議』に挑むのだろう。倉馬奈未氏が手がけるキャラクターデザインや、野水伊織さんらが吹き込むキャラボイスにも注目である。


アパシー 鳴神学園七不思議』は、Nintendo Switch向けに2022年夏発売予定だ。

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