デベロッパーのChibigは7月28日、サバイバルゲーム『Ankora: Lost Days』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/PlayStation/Xboxで、2022年配信予定。
『Ankora: Lost Days』の主人公は、Mûn(ムン)という名の女の子だ。惑星間警備組織Interstellar Patrolの新米レンジャーである彼女は、パトロール中に宇宙船が故障してしまい、Ankora(アンコラ)と呼ばれる未知の惑星に不時着。この惑星でのサバイバルを余儀無くされる。
アンコラは、森や砂漠、草原、雪山など6つの異なる環境を有する巨大な惑星だ。ゲームプレイにおいては、グリッド上に構成された小さな箱庭のようなマップとして表現され、マップは100種類以上登場するという。この惑星を自由に探索しながら、サバイバルをおこなうと同時に、人間が住める環境へと整えていくのだ。
サバイバルの基本となる資源収集では、ノコギリで木を切り倒すなどさまざまなツールを活用。そして獲得した資源をもとに、ハンマーを使って構造物を建築することができる。そうした作業に使うツールも、自ら作る必要があるとのこと。ゲームを進めるなかでは、レベルアップによって新たなレシピや技術を身につけることができる。
ツールのひとつには、掘削して地形を変えられるシャベルがある。グリッド単位で地面を掘り下げたり、逆に持ち上げたりすることが可能。構造物を建築するには、まずそうして地形を整える必要があるのかもしれない。また、本作には畑を耕して、作物を作る要素もあるようだ。地面を掘り下げると水が出る場所もある模様で、畑の近くには水が必要などといった要件も存在しそうである。
このほか、惑星には危険なモンスターが生息しており、バトルに発展することも。バトルシステムの詳細は不明だが、おそらく武器も資源からクラフトすることになるのだろう。また、敵以外にもさまざまなキャラクターとの出会いがあり、なかには主人公のムンを手助けしてくれる人もいるようだ。
本作を手がけるChibigは、サンドボックス・アドベンチャーゲーム『Deiland: Pocket Planet』やファーミンング・アドベンチャーゲーム『Summer in Mara』で知られるデベロッパーだ。本作を含め、これらの作品は世界観を同じくしており、たとえば『Deiland: Pocket Planet』にもムンが登場。主人公を惑星アンコラへと連れ出していた。『Ankora: Lost Days』は、時系列的にはこれらの過去作よりも前の出来事を描く、ほんわかとしたテイストの作品になるそうだ。ビジュアル面は、「風の谷のナウシカ」などのスタジオジブリ作品から着想を得たとのこと。
『Ankora: Lost Days』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PlayStation/Xbox向けに2022年配信予定。今年9月7日にはKickstarterキャンペーンを実施するとのことで、そこで本作のゲームシステムの詳細や、ゲームプレイ映像が公開されることになるだろう。