手品なローグライトアクション『Dandy Ace』3月25日Steamにて配信へ。カードを使って華麗にダンジョン探索

 

パブリッシャーNEOWIZは2月16日、『Dandy Ace』を3月25日に配信すると発表した。まずはPC(Steam)向けに配信され、夏にはPlayStationプラットフォームやXboxプラットフォーム、そしてNintendo Switch向けにリリースされるという。Steamストアページによると、日本語字幕/UIにも対応する。


『Dandy Ace』は、見下ろし型のアクションゲームだ。ダンジョンを探索しながら、アクションを繰り出すことで敵を倒していく。本作では一部ローグライク要素が取り入れられており、マップはランダム生成され、死亡すると進捗はリセット。道中ではさまざまな武器が手に入り、「『Hades』のようなアクションゲーム」と説明すると、手っ取り早いかもしれない。

主人公となるのは、マジシャンであるダンディー・エース。優秀なマジシャンであったが、碧眼の奇術師であるレレに、鏡の中へと閉じ込められてしまった。プレイヤーはエースとして、迷宮を探索しながら出口を目指す。手品やカードの力を用いて敵を撃破。華麗な立ち回りをしながら、レレのもとへたどりつくのだ。


エースの主要武器はカード。カードはそれぞれさまざまな効果を持っており、装備としてセットすることで使用可能。カードを拾ってアクションボタンに割り当て、ボタンを押すことでカードのスキルを発動しよう。遠距離攻撃のカードや近距離攻撃のカード、回避や防御などカードの種類は多彩。それぞれ効果も異なるので、好きな組み合わせを見つけていく。キャラクターが死亡すると進捗はリセットされるが、プレイの結果によってシャードが溜まっていく。シャードを使えば新たなカードなどをアンロックできるようだ。


本作は、Steamストアページにてデモ版が配信されている。早速遊んでみたが、ビジュアルや音楽はスタイリッシュに仕上げられている印象。手品/マジックに基づいた世界設定はユニークだ。一方で爽快感はやや薄め。カードはそれぞれチャージ式であり使用制限があるほか、回避を成功させることのインセンティブは薄め。カードという設定の問題か、攻撃にあまり重さが感じられず、『Hades』系のアクションとしては快適さや爽快感に疑問が残った。デザインはポップで、フルボイスでナレーションが流れるなど、デザインやナラティブ面に強みがあるだけに、ゲームプレイについても洗練されていくことを望みたい。なお開発は、ブラジル・サンパウロのスタジオMad Mimicが手がけている。


『Dandy Ace』は、3月25日にPC(Steam)向けに配信予定。夏にはコンソール向けにもリリースされるという。