『アサシン クリード ヴァルハラ』では主人公の性別を「いつでも」変更可能。プレイヤーに自由を与え、すべてを体験してもらう

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発売日が11月17日に決定したUbisoftの『アサシン クリード ヴァルハラ』。本作においては、前作『アサシン クリード オデッセイ』に引き続き、主人公の性別を選択できることが当初から明らかになっていた。そしてデジタルイベント「Ubisoft Forward」でのゲームプレイ披露に合わせて、性別は「いつでも変更が可能」であることが明らかにされた。その意図について開発者が説明している。

『アサシン クリード』シリーズを振り返ってみると、これまで主に男性が主人公を務め、『アサシン クリードIII レディ リバティ』や『アサシン クリード クロニクル チャイナ』といった作品では女性が主人公だったように、特定の単一キャラクターが主人公となっていた。そこに変化が現れたのが、前作『アサシン クリード オデッセイ』だ。プレイヤーはゲーム開始直後に、男性のアレクシオスか女性のカサンドラを選択してプレイする。ここでの選択が物語の大筋に影響することはないものの、ふたりは同じ世界に存在する別々の人物であるため、キャラクター固有の言動を含め、それぞれの目線にてプレイする形だった。


新作『アサシン クリード ヴァルハラ』においても、プレイヤーはまず男性か女性どちらの主人公でプレイするのかを選択することとなる。ただし、前作では一度主人公を選択すると途中で変更することはできなかったが、先述したように、本作ではプレイ中にいつでも性別を変更できるという。そして、どちらも「エイヴォル」という名の同じキャラクターとなる。

ゲームディレクターのEric Baptizat氏は海外メディアGamesRadar+に対し、この新たな仕様をプレイヤーに用意することは重要なことだったとコメント。同じエイヴォルであっても、男性と女性どちらでプレイするかによってナラティブ面にいくらか影響が現れるため、プレイヤーがプレイしたいと思う方を選べるようにしたとのこと。なお、ストーリー自体は前作と同じく変わらない。

*ナラティブ・ディレクターを務めるDarby McDevitt氏は、どちらの性別のエイヴォルであっても、それがシリーズにおける正史になると以前コメント。前作の小説版にてカサンドラが主人公に選ばれたことを背景とする質問への回答であり、同一人物という設定によってファンの懸念を回避したようだ。

主人公の性別を選択できるゲームは近年増えてきているが、プレイ途中にいつでも変更できるというのは珍しい。Baptizat氏は、『アサシン クリード ヴァルハラ』では“いろいろと試してみることができる自由“をプレイヤーに与えたかったと理由を語る。また、そうした自由度の高さは性別の選択だけでなく、難易度設定やスキルツリーなど多岐に及ぶとのこと。

こうした仕様を採用した背景には、前作での経験も影響しているかもしれない。『アサシン クリード オデッセイ』では、発売から約2か月経った時点で、プレイヤーの三分の二がアレクシオスを選択し、残る三分の一がカサンドラを選んでいたという。これほど偏った結果が出たことは驚きだったと、当時のディレクターScott Phillips氏が語っていた(関連記事)。選択した性別によって変化する細部を体験したいがために、いちからプレイし直すプレイヤーはそう多くはないかもしれないが、いつでも性別を変更できるなら、開発陣の両キャラクターへのこだわりに、より多くのプレイヤーが触れる可能性が高まりそうだ。Baptizat氏は、プレイヤーには本作のすべての可能性を体験してもらいたいとし、それが重要なことであると気づいたのだと語っている。

アサシン クリード ヴァルハラ』は、Xbox One/PS4/PC向けに11月17日発売予定。Xbox Series X/PS5への対応も予定しており、Xbox One/PS4版購入者は無償でアップグレード可能となっている。弊誌では先行プレイレポートを掲載しているため、本作のゲームプレイの詳細に興味がある方はぜひチェックしてほしい。

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