『荒野行動』PS4版が配信開始。基本プレイ無料の人気バトルロイヤルゲームがついに登場

 

NetEase Gamesは12月20日、PlayStation 4版『荒野行動』の配信を開始した。人気バトルロイヤル『荒野行動』はPlayStation Storeにて、無料でダウンロードが可能だ。

『荒野行動』はiOS/AndroidおよびNintendo Switch向けに配信されていたバトルロイヤルゲーム。中国の大手パブリッシャーNetEaseが開発と運営を行っている。100人のプレイヤーが個人やチームで航空機から降下、最後の1人またはチームになるまで戦う。「進撃の巨人」や「エヴァンゲリオン」とのコラボ企画など、アジア地域のプレイヤーに焦点を当てた開発運営も特徴。

iOS/Android版の『荒野行動(KNIVES OUT)』は2017年末にリリースされ、2018年3月時点で2億回以上もダウンロードされた。「Google Play ベスト オブ 2018」のゲームカテゴリにて、ユーザー投票部門で最優秀賞を獲得した。『荒野行動』は2018年のスマートフォンゲームを代表するタイトルの1つであった。国内では、2019年10月時点で3000万ダウンロードを突破している(PR TIMES)。

現在PS4でプレイできるマップは「激戦野原」と「嵐の半島」の二つ。クラシカルなバトルロイヤルの雰囲気の島「激戦野原」と、雪山やリゾートなどさまざまな環境が用意された「嵐の半島」だ。PS4版『荒野行動』には専用サーバーが用意され、iOS/Android、Nintendo Switchとは異なるマッチプールとなる。モードはソロのほかにデュオとスクワッド、5人チーム用のクインテッドもプレイ可能だ。クラシックなバトルロイヤルモード以外にも「レジャー」と呼ばれる特殊なゲームモードも実装。銃の試し撃ちができる「射撃場」と、5対5のチーム戦「団体競技場」がプレイ可能だ。PS4版の「レジャー」は現状ほかのプラットフォームに比べ限定的ではあるが、今後新たなモードが追加されていくという。

ちなみにLINEは12月19日、「LINEと中国大手パブリッシャー NetEase Games、複数ゲームタイトルでの包括契約を締結」と題したプレスリリースを発表した。NetEase Gamesは『荒野行動』や『Identity V 第五人格』のゲーム内で、LINEのアカウントを連携する「チャネリングモデル」というサービスを行っている。このサービスではLINEの友だちをゲーム内に招待したり、友だちのランキングを表示するといったことが可能だ。今後『荒野行動』と『Identity V 第五人格』以外のNetEaseのタイトルにも上記のサービスが導入されるという。

また、Niko PartnersのアナリストDaniel Armad氏は、TwitterユーザーTimur222氏のツイートを引用し、『荒野行動』がPlayStation 5でも配信される可能性を指摘している。NetEase GamesのスタッフVincent Chi氏のLinkedInの経歴に、『荒野行動』をPS5向けに開発しているとの記述があるからだ。もちろんこの記述がPS5で『荒野行動』がリリースされることを必ずしも意味するわけではない。しかしこれからの『荒野行動』の展開を占うヒントにはなるかもしれない。