キッチン自動化シム『Automachef(オートマシェフ)』PC/Nintendo Switch向けに今夏発売へ。国内発売も示唆


パブリッシャーのTeam17は5月1日、インディースタジオHermes Interactiveと提携し、同スタジオが開発中のキッチン自動化シミュレーションゲーム『Automachef(オートマシェフ)』を、2019年第3四半期に発売すると発表した。プラットフォームはPC(Steam)とNintendo Switch。なお、今回Team17はNintendo Switch版のトレイラーと共に日本語でも発表をおこなっており、日本でも発売予定のようだ。

『Automachef』は、レストランのキッチンに各種調理機械を配置し、その間をベルトコンベアで繋ぎ、材料を流してオーダーどおりの料理を全自動で作ることを目指すシミュレーションゲームだ。作る料理はサラダから揚げ物、ハンバーガー、各種コンボミールなどさまざま。それぞれに決まったレシピがあり、オーダーを受けて必要な材料を供給する機械から、最終的に盛り付けやテイクアウト用のパッケージングをするまでのラインを組む。

たとえば、サラダと鶏の唐揚げをセットにした「Jet Age Meal」を作るなら、人参をスライスしたり、食パンをトーストして、さらに角切りにしてクルトンにしたり。また鶏肉を切り分けて、割った卵などと合わせて揚げ、最後に専用のパッケージに盛り付ける。こうした工程のひとつひとつに対し必要な機械が用意されているため、限られたキッチンのスペースにうまく配置し、出来上がった料理を配膳口まで運ぶのだ。ただし、クリア目標をオーバーしないよう材料は無駄のないように注意し、また各調理機械の消費電力にも気を配らなければならない。たとえば別の料理でも同じ材料と調理を使える場合は、ラインを分岐させて共有するなどの工夫が求められそうだ。

各ステージには作るべき料理とその数が目標として定められているほか、火事や機械の故障といったリスクも提示される。そうしたトラブルにも対応できるよう、スプリンクラーやメカニックロボットなどの機械も配置可能だ。また、流れてきた材料の数を数えるための機械や、別のラインに移し替えるロボットアーム、汎用的に利用できるコンピュータなどもある。コンピュータは、プレイヤーがコードを書いたりシンプルなGUIを利用することで、任意の機械を別の用途に活用することができるという。特定の調理について効率の良いラインを組めた場合に、別のステージでそれを再現できる設計図機能も用意されている。

ゲームモードは、30種類以上のステージを楽しめるキャンペーンモード、レストランビジネスを構築していく契約モード、そして制限のないサンドボックスのテストモードの3種類を収録する。PC版ではSteam Workshopに対応するため、オリジナルの材料やレシピ、シナリオなどを導入することも可能だ。