PS4『JUDGE EYES:死神の遺言』欧米版は、ピエール瀧容疑者を差し替えて予定通り6月発売へ。国内版の早期販売再開に光差し込む

 

セガゲームスは本日3月22日、PS4向け『JUDGE EYES:死神の遺言』の欧米版を、ピエール瀧容疑者のキャラクターに関して差替えを行い、当初の予定通り6月25日に発売すると発表した。海外のセガ公式Twitterも「羽村 京平のモデルと音声を差し替え、6月25日に発売する予定です」と投稿している。

セガゲームスは3月13日、前日に麻薬取締法違反容疑でピエール瀧氏が逮捕されたことを受けて、当面の間、『JUDGE EYES:死神の遺言』の出荷及びDL販売、製品HPの掲出等を自粛すると発表していた。同作にて、ピエール瀧氏が松金組の若頭の羽村 京平役として出演したからだ。

龍が如くスタジオの佐藤大輔氏はTwitterで「このまま終わらせはしない。このままなかったものにはさせない。いつか、必ず、復活させる。」とその想いを吐露していたものの、同製品の行方は不明なまま。『JUDGE EYES:死神の遺言』の新品/中古価格は高騰しているほか、メディアクリエイトの週販チャートでは急浮上し上位に食い込むなど、入手困難になっていた。

こうした自粛においては、海外では6月に発売を控える欧米版の発売を不安視する声が寄せられており、ResetEraなどでは「なんとか『Judgment(英語題)』を欧米に届けてもらうために、サポートする姿勢を見せよう」と署名運動を始めるユーザーもいたほど。こうした願いが届いたのか定かではないか、無事に発売日どおりに『Judgment』は欧米ユーザーのもとに届けられることになる。

6月25日まではあと3か月。マスターアップなどの事情を考えると、極めて厳しいスケジュールになるが、それでもセガは『Judgment』を発売日に届けることを決心したのだろう。この海外版の発売は、すなわち国内版の再開販売にも大きく関係する。モデルや音声の差し替えが6月まで終えられるならば、海外版の発売にあわせての国内版の再販が期待できる。

シナリオ面を中心に高い評価を獲得し、龍が如くスタジオの新たな看板にもなりつつある『JUDGE EYES:死神の遺言』。価格の高騰が終わり、ユーザーが適正価格で買えるようになる日は、思ったよりも遠くならないかもしれない。