『バトルーン』はSteam/Nintendo Switch向けに2月末発売へ。“一人では遊べない”ゆるふわ風船対戦アクション

 

パブリッシャーUNTIESは本日1月25日、『BATTLLOON ‐ バトルーン』を2月28日に発売すると発表した。対応プラットフォームは、SteamおよびNintendo Switch。価格は税込777円。『バトルーン』は、風船のようなキャラクターを操作しぶつかりあう対戦ゲームだ。開発を手がけるのは、日本工学院専門学校の学生チーム noname studio。

『バトルーン』は、対戦アクションゲーム。ルールはシンプルで、風船を膨らませ噴射し、敵に体当たりするのだ。外枠には壁が存在するが、キャラクターがぶつかるとそれが剥がれ、トゲが現れる。対戦相手をそこにぶつけて割るわけだ。相手をやっつけることでコインを獲得可能。また最後まで残れば、コインを大量獲得可能。一位の人をやっつければさらにコインをゲットできる。コインの数が上限にいち早く達した人が優勝だ。操作はシンプルで、ボタンを押して風船を膨らませて、離して噴射する。方向キーで風船の向きを調整しぶつかりあう。ただし、ぶつかるだけが答えではない。相手にぶつかりに行けばかわされることもあるだろう。膨らませすぎれば噴射が止まらないので、勢いあまって自分がトゲに突進しないように注意。

風船キャラクターは全部で6種類。大きく膨らむけれど噴射がゆっくりなもの、膨らみは小さいものの噴射が早く小回りがきくなどキャラクターごとにゲーム中の動きもそれぞれ異なる。自分の戦い方にあったキャラクターを選ぶのだ。対戦ステージの種類も幅広い。ギミックによっては、うかつに近寄ると、身動きできなくなったり、気絶してしまったり、即リタイアになってしまうものもある。プレイヤーだけでなく、障害にも気をつける必要があるわけだ。

面白いのは、本作に存在するモードは、2~4人までの対戦モードのみという点だ。アートディレクターを務めるはちのすこと河野渓氏は、「1人用モードやオンライン対戦は望む声が多く、私も個人的にめっちゃ欲しかったのですが、主に時間的理由、技術的理由により断念しました。」とPixivにて述べている。さらには、AI戦も存在していないという。学生チームであるがゆえに、「卒業までに発売する」ということが重要だったようだ。

ローカル/多人数対戦ということでプレイ環境は限られるが、一方でそういった遊び方に特化されているからこその良さもあるだろう。すでにさまざまなイベントに同作は出展されており、数多くのフィードバックが重ねられ改良が進められている。パーティーゲームシーンで活躍する、Nintendo Switchと相性の良いタイトルになりそうだ。

『バトルーン』は、SteamおよびNintendo Switch向けに2月28日に発売予定だ。