最大4人協力中世追放サバイバル『Bellwright』好調スタート。いちから村を作り王国に反乱、周囲の信頼を勝ち取り陰謀に立ち向かう

 

パブリッシャーのSnail Games USAとデベロッパーのDonkey Crewは4月23日、『Bellwright』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込3400円。ゲーム内は一部日本語表示に対応している。本作はさっそく多くのプレイヤーを集める好調な滑り出しとなっている。


『Bellwright』はオープンワールド・サバイバルクラフトゲームだ。ソロプレイおよび最大4人協力プレイに対応している。舞台となるのは中世ヨーロッパ風の世界だ。主人公は陰謀により王国の王子殺しの濡れ衣を着せられ、追われる身となっている。プレイヤーは資源を集めて、野外に自らの集落を建設。村人を集めて拠点を発展させつつ、やがては反乱を起こして王国軍に立ち向かっていく。

ゲームプレイでは、資源を集めて建物を建て、集落を作っていくことになる。空腹を満たすために食料を確保しつつ、木や石など素材を収集。小屋や作業台などを建築し、村人を集めていく。村人には指示を出して特定の作業に従事させたり、ついてこさせて一緒に冒険したりすることが可能。村人はそれぞれ能力が異なり、得意な作業が変わってくる。また本作には技術ツリーが用意されており、村人に研究をさせることで作れるものが増えていく。

そうした村の運営のかたわらで、世界を冒険してクエストをこなしていくことになる。プレイヤーはお尋ね者ではあるが、クエストを達成することで人々の信頼を勝ち取り、名声を獲得可能。信頼と名声が高まれば周囲の村の人と取引したり、自分の村の住人として招いたりできるようになる。また本作には戦闘要素も存在。冒険中に敵と戦うほか、ときには村が盗賊や王国の兵士の襲撃を受けることもある。戦闘に長けた村人を集めたり、装備を強化したりして戦いに備える必要がある。


本作は4月23日に早期アクセス配信が開始された。配信開始以来、同時接続プレイヤー数を連日伸ばしており、本稿執筆時点ではピーク時で約7300人を記録(SteamDB)。多くのプレイヤーを集めている。また、Steamユーザーレビューでは約1100件中73%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得。Steam Scoutによると、中国語圏から低評価が多く投稿されているようで、不評レビューのおよそ三分の一は中国語(簡体字)のものとなっている。翻訳の質が低いことに対する不満が多く寄せられているようだ。

一方で、そのほかの言語のレビューでは80%前後の好評率となっている。日本語のレビューでも翻訳の質を指摘する声もありつつも、村づくりと戦闘が融合したゲームプレイや、NPCの村人と一緒に冒険できるところなどが好評を得ているようだ。本作と同様に中世ヨーロッパをモチーフとしたサバイバル『Medieval Dynasty』や戦術アクション『Mount & Blade』といった作品になぞらえつつ評価する声も複数見られ、今後のアップデートに期待する声も多く存在している。


なお本作の早期アクセス期間は3年以内を想定しているという。現時点でも村の運営や戦闘、クエストといったゲームの基礎となる部分は用意されている。今後はアップデートを通じてストーリーを完結させ、馬や防衛施設、新たなバイオームや装備といった新要素を追加していく予定とのこと。正式リリース時には価格を上げる可能性もあるという。

『Bellwright』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。現在リリース記念セールがおこなわれており、5月1日までは10%オフの税込3060円で購入可能だ。