弾幕系ダンジョン探索アクション『Enter the Gungeon』昨年告知された大型アップデートが7月19日に無料配信へ。コンテンツやゲームモードを追加

 

アメリカのインディースタジオDodge Roll Gamesは7月14日、弾幕シューティング系ダンジョン探索ゲーム『Enter the Gungeon』の大型アップデート「Advanced Gungeons & Draguns」を、7月19日に無料配信すると発表した。本作は、PC(Steam)/PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch向けに国内でも販売中。日本向けの販売窓口を担当している架け橋ゲームズによると、このアップデートは日本語版でも同時配信されるとのことだ。

『Enter the Gungeon』は、ガンジョンと呼ばれる迷宮の最深部に眠る究極の秘宝「過去を始末する銃」を求めて、過去の過ちを帳消しにしたいワケアリのヒーローたちが戦う、見下ろし型視点のアクション・シューティングゲームだ。ランダムで各部屋の構成を変えるガンジョンには、銃を崇拝するガンデッド教団がおり、プレイヤーに容赦なく弾幕を浴びせてくる。これに対し、ドッジロールを駆使した立ち回りと、200種類以上登場するユニークな銃をアンロックして戦うのだ。本作は、昨年7月時点で売り上げ100万本を突破しており、その後発売されたNintendo Switch版も、発売から2週間で7万5000本以上を売り上げる人気作となっている。

「Advanced Gungeons & Draguns」のアップデート内容としては、数百種類の新たな部屋や、数十種類の銃や弾薬、アイテム、敵キャラクター、また数百種類のシナジーアイテムが追加される。そのほか、アイテムのドロップ率アップや、机や棺の上をスライディングして乗り越える新アクション、そしてゲームのバランス調整などが予定されている。このアップデートにより、本作が難しすぎると感じていたプレイヤーにとって、ガンジョンはより“寛容”になるという。それは単純に難易度を下げるという意味ではなく、たとえば新たに追加されるシナジーアイテムを利用することで、従来にはなかった強力なパワーを得られれ、それがプレイヤーの助けになるとのこと。また同時に、リプレイ性を高めることにも繋がるとしている。一方で、手強いゲームプレイを楽しめるオプションも用意され、ゲームスピードが2倍になるターボモードなどの追加が予定されている。

今回の大型アップデートはおよそ1年前に発表され、昨年秋には配信開始される予定だった。しかし、Nintendo Switchへの移植作業が想定していた以上に難航したため延期されていた。また、今回のアップデートに続いて、さらなるアップデートが将来予定されているが、どのコンテンツをどちらに収録するかという振り分けを曖昧にしたまま作業を進めていたことも遅れた原因のひとつだったという。つまり、コンテンツを作り過ぎていたということだろう。結果的に、次回のアップデートは予定より早く配信できるかもしれないそうで、こちらも楽しみに待ちたい。