路線バス運行シミュレーター『Bus Simulator 18』Steamにて発売。欧州の街でバス運転手の日常を最大4人で体験、日本語対応


パブリッシャーのastragon Entertainmentは6月14日、stillalive studiosが開発した『Bus Simulator 18』をSteamにて発売した。価格は3600円で、6月21日までは10パーセントオフの3240円で購入可能。本作は、路線バスの運転手になれるシミュレーションゲーム『Bus Simulator』シリーズの最新作だ。Unreal Engine 4で開発され、ゲーム内は日本語表示にも対応している。

『Bus Simulator 18』の舞台は、ヨーロッパをイメージした架空の都市シーサイドバレー。およそ15平方kmの広さがあり、その中にオフィス街や繁華街、工業地帯や田園地帯など12の地区が存在する。プレイヤーはこの街で路線バス会社を設立し、その運転手のひとりとして勤務するのだ。本作に収録されるバスは、メルセデス・ベンツのCitaro KとCitaro G、MANのLion’s CityとLion’s City CNG連節バス、SETRAのS418 LE businessとS416 LE business、そしてIVECO BUSのUrbanwayとUrbanway CNG連節バスという、実在する計8車種で、ゲームを進める中でアンロックすることで購入・売却できる。バスは外観だけでなく、運転席など内部の見た目や機能も再現されている。

ゲームではプレイヤーは、GPSマップに示された路線どおりにバスを走らせ、それぞれのバス停でお客の乗降をおこなう。シーサイドバレーの街にはほかの車も多数走っており、スマートトラフィックAIによりリアルな交通状況を再現している。また、時間や天候の変化もある。たとえば都市部では交通渋滞に巻き込まれることもあるかもしれないが、交通規則に則った安全運転で、時間どおりの運行を目指すのだ。事故を起こしたり、スピード違反などを犯すと、評価および収入に影響してしまう。また、運行中にはさまざまな乗客が現れる。たとえばゴミを車内に捨てていったり、ヘッドフォンからの音漏れが酷かったり、無賃乗車をしたり。そういったことにも、実際の乗務員と同じようにひとつひとつ対処していこう。ゲームではそのほか、路線ルートを提案したり、スタッフの勤務計画を立てるなど、バス会社の運営要素もある。

本作では最大4人でのマルチプレイも可能で、同じ街の中で各プレイヤーがリアルタイムにバスを運行できる。これは前作から進化した要素のひとつである。またModにも対応し、バスや都市などを作成・共有可能。SteamにてModding Kitが配布されているほか、Epic Games LauncherからでもMod作成ツールを入手できる。Mod作成ツールには、数千ものアセットや、カスタマイズした道路を編集できるエディタツール、土台として利用可能なサンプルModが含まれる。Steam Workshopを見てみると、現時点で100種類以上のModが共有されており、バスのカスタマイズに使用できるステッカーが多く作成されているようだ。なお、本作はローカライズやその他のバグが報告されており、開発元は対応に当たっているとのことである。