100年に1度起こる魔女との決戦を繰り返す、2DアクションRPG『The Swords of Ditto』Steamにて発売。勇者が死んでも歴史は続く

 

Devolver Digitalは4月24日、イギリスに拠点を置くインディースタジオonebitbeyondが開発した『The Swords of Ditto』をSteamおよび海外PlayStation 4向けに発売した。価格は1980円。本作は、キュートなイラスト調グラフィックが目を引く2DアクションRPGだ。

『The Swords of Ditto』の舞台は、「ディットー島」と呼ばれるのどかな島だ。一見平和な島であるが、この土地では100年おきに悪の化身である「魔女モルモ」の脅威が襲ってくる。そして、そのたびに村から勇者が現れてモルモと戦ってきた歴史がある。主人公であるプレイヤーは、村に存在する「ディットーのつるぎ」を引き抜いて、100年ぶりの新たな勇者となる一人の若者である。モルモは、島のどこかに存在する禍々しい塔に生息しているという。

モルモとの決戦まで残された時間は4日間。この4日間をどのように過ごすかはプレイヤーの自由である。島の中にはモルモの手下であるモンスターがおり、それらを倒して経験値を獲得してレベルを上げたり、お金を稼いで村でアイテムを購入したり、あるいは新たな武器などを求めてダンジョンに潜ってみるのも良いだろう。ダンジョン内には、スイッチや松明の火などを利用したパズル要素もある。ゲームは2D版『ゼルダの伝説』風のシステムとなっており、メインの剣でのコンボやサブウェポン、また岩などのオブジェクトを拾い投げつけて敵を攻撃することができる。敵の種類は豊富で、その攻撃手段もさまざま。爆発したり毒を撒いたりするものもいるので、ドッジロールでうまく攻撃をかわしたり、あえて遠距離攻撃で仕留めるなど相手に合わせた工夫が求められるだろう。

サブウェポンには、ゴルフクラブやオモチャの銃、フリスビーのように投げられるレコード盤などがあり、村のオモチャ屋で入手可能だ。村にはほかに、回復アイテムなどを購入できるコンビニや、ステッカー屋などもある。ステッカーはいわゆるPERKとして機能する装備品で、体力や攻撃力を高めたり、特定の属性攻撃への耐性を付けたりなど、さまざまな効果のステッカーが存在し、中には昼間だけや夜間だけ効果を発揮するものもある。このようにキャラクターの強化などで残された時間を有意義に過ごし、モルモとの戦いに挑むのだ。

モルモとの決戦、あるいは道中で不覚にも死んでしまうことがあるかもしれない。その場合は、蘇ったり続きからプレイするわけではなく、また次の勇者が生まれるところからやり直しとなる。ただし、それは前回の冒険から100年後。つまり、モルモが勇者なき島を襲った後の世界である。荒廃し、陰鬱な雰囲気に包まれたディットー島で、また一人の村人が伝説の剣を引き抜く。その新たな冒険の中では、かつての勇者が残した痕跡を発見できることもあるという。一方、見事モルモを倒せた場合は、明るく平和なディットー島を舞台に、また新たな冒険が始まる。

なお、『The Swords of Ditto』はソロプレイのほか、ローカルでの2人協力プレイも可能だ。対応言語は現時点では日本語には対応していないが、架け橋ゲームズがローカライズを急ピッチでおこなっているとのこと。ゲームではNPCなどと会話することも多いため、早期の実装に期待したい。