『Call of Duty: Black Ops 4』はシングルプレイキャンペーンを搭載せず発売か、複数の海外メディアが報道。バトロワ実装との噂も

海外メディアPolygonが、『Call of Duty: Black Ops 4』は従来のシングルプレイキャンペーンモードを搭載せず発売すると報道としている。プロジェクトの状況に通ずる関係者から得た情報として報じている。Polygonによると、発売元のActivisionはクリエイティブな方向へとシフトするとして、キャンペーンモードなしの『Call of Duty』を発売する見通しだという。Kotakuはこの報道を受けて親しい関係者に確認したところ、Polygonの報道する内容は正しいと承認している。

『Call of Duty: Black Ops 4』は、3月9日に正式発表されたシリーズ最新作だ。PC/PlayStation 4/Xbox One向けに10月12日に全世界で発売するという。開発を担当するのは、これまで「Black Ops」シリーズを手がけてきたTreyarch。現時点では、その存在とロゴという限られた情報のみ明かされている。そのほか、公開されたティーザートレイラーでは、Black Opsシリーズのこれまでを振り返るような映像が流れ、最後には「Forget what you know(知っていることは忘れろ)」という意味深なキーワードが表示されていた(関連記事)。

この「知っていることは忘れろ」というキーワードをめぐっては、さまざまな憶測がとびかったが、もしシングルプレイキャンペーンがなくなるとすれば、このメッセージの意味もある種合点が行くだろう。Activisionは『Call of Duty: Black Ops 3』においては、PlayStation 3/Xbox 360という旧世代版には、スペックの関係でキャンペーンを削減するという決断をとっていたが、今回の噂が本当ならば、すべての機種でキャンペーンモードを搭載しないというこれまでにない決断を下すことになる。

「Zombies Chronicles」

『Call of Duty』はこれまでシングルプレイキャンペーンとともに歩んできた。一方で、2015年発売の『Call of Duty: Black Ops 3』向けの拡張パック「Zombies Chronicles」が昨年配信され、PlayStationプラットフォームにおけるDLCのベストセラーとなったこと明かしていた(関連記事)。そのほか、Co-opも含めたマルチプレイおよびマイクロトランザクションを軸にして、収益を伸ばしてきているのが近年の状況である。また2016年2月には『Gears of War』などを手がけたCliff Bleszinski氏は、キャンペーンモードは開発費の75%を占めており、繰り返し遊ばないとされるシングルキャンペーンの開発費は、スタジオに負担をかけるとも懸念を示していた(関連記事)。収益の柱となるマルチプレイと、採算が取れないとされているシングルプレイキャンペーン。このふたつの要素を考えると、Activisionがシングルプレイキャンペーンを搭載しないという決断を下したとしても、決して不思議ではない。

ただ、シングルプレイキャンペーンは、マルチプレイに行くまでのチュートリアルとして機能することが多い。開発者としては“短時間で消費されるもの”であったとしても、プレイヤーにとっては需要の高いコンテンツであるはずだ。またこの報道を受け、シングルプレイキャンペーンの欠如への反発や不満の声も散見されるだけに、もし噂が本当となるならば、マルチプレイへの導入をどのようにおこなうのか、そして代替となるコンテンツを用意するのかも注目したい。

ちなみにこの件については、もうひとつのメディアCharlieIntelが興味深い報道をしている。CharlieIntelもまた、『Call of Duty: Black Ops 4』にシングルキャンペーンが搭載されないことを認めつつ、それにかわってバトルロイヤルモードが実装されるとしている。開発を手がけるのはRaven Softwareであるとのこと。Activisionは以前より『PUBG』などで湧くバトルロイヤルジャンルの参入が、アナリストの報道により噂されていた。シングルプレイキャンペーンの代替になるかは不明であるが、今盛り上がり続けるジャンルへ参入することは既定路線ともされている。

最近では『Call of Duty: Black Ops 4』だけでなく、『Call Of Duty: Modern Warfare 2』のリマスターに関する噂も飛び交っている(関連記事)。Activisionは5月17日に『Call of Duty: Black Ops 4』の全容を明かすとしており、その日にこうした噂の真偽がわかるかもしれない。

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