PS5向け新機能「コミュニティーゲームヘルプ」発表。ユーザー参加型ゲームヘルプ機能で、ユーザー提供ゲームプレイ映像を元にゲームのヒントが生成・共有される

 

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは3月26日、PS5向けの新機能「コミュニティーゲームヘルプ」を発表した。従来よりPS Plus加入者が利用できた「ゲームヘルプ」を拡張する要素となっており、後日提供開始予定。

また、コミュニティーゲームヘルプの提供開始にあわせて、PS Plusへの加入という利用要件が撤廃されることも明らかにされた。以降はすべてのPS5ユーザーが、PS5本体や「PlayStation App」アプリを通じてゲームヘルプおよびコミュニティーゲームヘルプを利用可能となる。

PS5のゲームヘルプとは、同機能に対応するPS5向けゲームのプレイ状況に応じて、開発元から提供されたヒントやコツ、攻略動画を閲覧できる機能だ。新たに導入されるコミュニティーゲームヘルプも概ね同様の機能となるが、閲覧できるゲームのヒントなどが、ほかのユーザーのゲームプレイ映像から生成されることが特徴だ。言い換えると、自身もほかのユーザーのために貢献できる。

ほかのユーザーの手助けをしたり、ノウハウを共有したりすることを希望する場合は、PS5の設定画面から「キャプチャーとブロードキャスト」 > 「キャプチャー」 > 「自動でキャプチャー」 > 「コミュニティーゲームヘルプ」で、「参加する」を選択。すると、対応ゲーム内で特定のアクティビティを完了した際に、自動的に映像がキャプチャー・アップロードされる。その映像は、モデレーターによってレビューされたのち、承認されれば、ほかのユーザーも閲覧できるゲームヘルプのヒントとして公開される仕組みだ。なお、この機能を利用できるのは大人のアカウントのみとなる。


上述したプロセスはすべて自動的におこなわれるため、ユーザー自身が映像を編集したりアップロードしたりする必要はない。また、映像はSIEのサーバーにアップロードされたあと、ユーザーのPS5本体からは削除されるため、ストレージが圧迫されることはない。このほか、設定画面からは月間のキャプチャー上限回数を選択可能。

なお、サーバーにアップロードされるのはゲームの映像のみであり、ウェブカメラやマイク、パーティーチャットの音声が、モデレーターやコミュニティーに向けて共有されることはない。ただしゲームによっては、ゲーム画面上のオンラインIDやチャットのメッセージが映り込む可能性はあるとのこと。公開された動画は設定画面で確認でき、いつでも削除できる。

コミュニティーゲームヘルプは、PS5向けに後日提供開始予定。まずは一部の対応ゲームに向けて提供され、将来的にはできるだけ多くのタイトルに拡大することを目指しているとのことだ。