カニ3D格闘アクション『カニノケンカ -Fight Crab-』Steam版7月30日配信へ。不死のカニたちに課されたルールは一つ、ひっくりかえったら負け

 

弊社アクティブゲーミングメディアのインディーゲームブランドPLAYISMおよびカラッパゲームスは6月16日、『カニノケンカ -Fight Crab-』Steam版を7月30日に発売すると発表した。価格は1980円。Steamでのリリースと共に、先行して早期アクセス配信中のBooth/Itch.ioでは、キー配布およびDRMフリー版のダウンロードが可能になる。また、本作はすでにマスターアップを迎えており、Nintendo Switch版もリリース予定だ。

『カニノケンカ -Fight Crab-』は、不死のカニとなり、最強のカニを目指す新感覚3D格闘アクションゲームだ。本作の舞台は、カニたちが神から知性と力を与えられ、不死身になった世界。彼らは銃火器を使っても殺すことはできず、人間から武器を奪うと、新たな地上の支配者として君臨した。しかしそんなカニにも、たった一つだけ従わなければならない甲殻の掟があった。「背を大地につけた者は負け」。本作は、全てのカニをひっくり返し、最強を証明しようとするカニの物語である。


カニたちの戦いは、背中を3秒間地面につけたら負け、というルールに従い行われる。2本のツメを自在に操り、素手でのパンチやハサミでの掴み、武器を使って相手に攻撃。カニたちは不死なのでHPが減ったりはしないが、攻撃があたると体幹が崩れていき、徐々にひっくり返りやすくなる。防御で相手の攻撃を防ぎ、武器を落としてしまわないようスタミナゲージを管理しつつ、先に相手をひっくり返して屈服させることが目的である。画面のインパクトが強いが、対戦ゲームとして堅実に作られており、2本のツメを操るカニらしいアクションが本作の特徴と言えるだろう。

ズワイガニ、タラバガニ、メタルクラブ、ロブスターといった多彩なカニ。カタナ、ヘビーソード、エクスカニバー、ジャベリン、ショットガン、ジェット、シュリケン、アザラシなどのさまざまな武器を搭載。能力が強化され、カニタマやカニハメハといった特殊な技も使用可能になるハイパーモード。遊びごたえのある1人プレイ用のキャンペーンモードと、オンライン対戦にも対応しており、世界で最強のカニが目指せるようになっている。


また、PIXIV FANBOX内の投稿によるとフルリリース時には、プレイアブルなカニとしてシャコ/ハナサキガニ/シオマネキの追加、ステージの追加、パイルバンカーを含めたとした武器、カニコプターなどの新規スキル、キャンペーンモードの難易度追加が予定されている。Nintendo SwitchおよびSteam版にはランクマッチが追加され、フリーマッチはクロスプラットフォームにも対応。カニの動きに緩急がつけられるなどゲームシステムやバランス調整、バーサスモードモードでのカニ/武器のアンロックも可能になる。

本作を手がけているのは、個人のインディーゲーム開発者ぬっそ氏だ。開発元が、早期アクセス開始時の同人ゲームサークルNussoftから、カラッパゲームス合同会社に変更されているが、どちらも中身はぬっそ氏1名であり、変わらず開発が進められている。また同氏は、『NEO AQUARIUM』『ACE OF SEAFOOD』など海産物をテーマにゲームを作成してきたクリエイターである。『カニノケンカ -Fight Crab-Steam版は、7月30日に配信予定だ。

【UPDATE 2020/6/17 15:15】
国内のインディーゲームデベロッパーであるカラッパゲームスは6月17日、Nintendo Switch版『カニノケンカ -Fight Crab- 』を8月20日に販売開始すると発表した。ダウンロード版の価格は2400円。パッケージ版は、アメリカのパブリッシャーマスティフより発売され、4378円の予定だ。またNintendo Switch版は、約30から50fpsの可変フレームレートで動作し、Joy-Conでのモーションコントロールにも対応しているという。