『BLESS UNLEASHED PC』実機ゲームプレイ観覧レポート。「コンボ×立ち回り」が奥深いアクション性と、隠れたお宝を探すオープンワールドの魅力が垣間見える

 

NEOWIZ はMMORPG『BLESS UNLEASHED』PC版について、メディア向けに発表会を実施。実機ゲームプレイ実況や、コンテンツ説明がおこなわれた。『BLESS UNLEASHED PC』は、 NEOWIZ 傘下のRound8(ラウンド8)スタジオが開発したMMORPGだ。北米・ヨーロッパ向けには既にXbox One版がリリースされており、Xbox Oneにおける「Top free games(トップフリーゲームズ)」ランキングで2位を記録するなど高い評価を得ている。

まもなく本作のPC版が日本を含めグローバルに向けてサービス展開を予定しており、本発表会はそのサービスに向けて、日本のゲームファン向けに情報発信の機会となった。ちなみに以前サービスを実施していたMMORPG『BLESS』と同じ世界観で繰り広げられるが、全く異なるゲームになっている。完全に新規タイトルとして考えた方が良いだろう。いわゆる“新生系”のゲームにあたるのかもしれない。

本作の特徴は、MMORPGとしてはアクション性が高いゲームシステムだ。戦闘においては、クリックで攻撃相手を自動ターゲッティングするのではなく、プレイヤー自身が照準を合わせるノンターゲッティング方式を採用。かつ、さまざまなコンボアクションが用意されている。ソロプレイはもちろん、複数人で挑戦するPvEコンテンツのダンジョンや、PvPコンテンツのアリーナなども用意されており、幅広いプレイスタイルのファンが楽しめるように開発が進められている。担当者によるとそのコンテンツの幅広さは「まだまだある」のだという。

発表会で明かされたのは本作のごく一部に限られたが、今回が初出しとなる日本語ローカライズされたゲーム画面など、貴重な情報が公開された。本稿では発表会で公開された情報についてお届けしていきたい。今回の実況プレイでは大きく4つの要素が確認できた。

1つ目が冒頭でも述べた「ノンターゲッティング戦闘」だ。本作の戦闘ではWASDキーでキャラクターを移動させながら、マウスで照準をあわせて攻撃する。スキル攻撃などもあり、キーボードとマウスを組み合わせて戦うTPSライクな操作感になっているという。実際にプレイ動画を見ていても照準のコントロールや、敵の攻撃を避けるための立ち回りなどが要求され、気の抜けない戦闘が展開されていた。プレイ動画を見ていた限りではオンラインゲームとしてはシビアな難易度になっているようで、敵の攻撃パターンを読んで覚えた上で回避するなども必要のように感じた。


2つ目が「巨大なフィールドボス」。本作のフィールドはオープンワールドとなっており、世界を自由に探検することができるのだが、ところどころにキャラクターの何倍もの大きさのフィールドボスが出現する。ソロでも倒せるような強さのボスもいれば、4,5人のプレイヤーで挑まなければ倒せないようなボスなど、強さにはかなりの幅があるという。これらのボスを倒すのも重要な要素になりそうだ。


3つ目が「焚き火」だ。フィールドには焚き火が可能なエリアが点在しており、焚き火の近くにいくとプレイヤーの体力が回復したり、料理を作ることができる。また「料理」という専用アイテムを使用すると周囲のキャラクターの体力を回復することもできるという。広い世界を冒険するためのちょっとした拠点という位置づけのように見えた。


4つ目が「宝箱探し」。本作の世界には宝箱が点在しており、この宝箱にはアイテムが隠されている。一定数集めてNPCのところにもっていくとインベントリを拡張してくれるのだ。何かと持ち物が増えやすいMMORPGでは、インベントリを拡張してくれるアイテムというのは非常に価値がある。宝箱はフィールド上にある崩れた壁の影に隠れている場合もあり、ある程度意識して探さなければ見つけられなさそうだ。オープンワールドの世界を探検するモチベーションの1つになるだろう。


今回のコンテンツ説明では一部の要素のみを明かされた印象だ。本作のストーリーや、MMORPGとしての全体のやりこみ度、そしてアクション性の高いPvPコンテンツも気になるところだ。これらの情報は追って公開されていくという。

まだまだ謎に包まれた部分の多い『BLESS UNLEASHED PC』。いち早くゲームを体験してみたいというファン向けに2021年1月10日までクローズドβテストの参加者も募集している。ぜひこちらもチェックしてみてほしい。

『BLESS UNLEASHED PC』 CBT事前登録ページ
https://info.pmang.jp/blessunleashedpc/info/index