船上の殺人パーティーゲーム『The Ship』のリマスター版が2月15日に発売へ。Steam早期アクセスにて、日本語のローカライズも視野に

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イギリスの制作スタジオ「Blazing Griffin」は、一人称視点の対戦マルチプレイヤーアクション『The Ship』のリマスター版を2月15日に発売すると発表した。タイトル名は『The Ship: Remasted』。Steam早期アクセスを通じてリリースされる予定で、価格は20ドルになる。原作の『The Ship』を所有しているプレイヤーは、アップデートにて25パーセントオフにて購入できることも明らかにされている。

船上の暗殺パーティー、ふたたび

原作『The Ship』は、もとはValveのFPS『Half-Life』をもとに開発され一部で人気を博したオンラインマルチプレイヤー対戦Modだった。謎の人物「Mr.X」の罠にハメられたプレイヤーたちは、彼の指示のもと豪華客船上にて「殺人ゲーム」へと参加することになる。プレイヤーは「Mr.X」の指名したターゲットを探しだし、暗殺することで賞金を獲得。獲得賞金額が最初に目標値へと到達した人物が、ゲームの勝利者となる。

目撃者を出さずにターゲットを暗殺しなければならない緊張感や、ターゲットが誰なのかをお互いに探りあう心理戦、食事やトイレといった人間の欲求を定期的に処理しなければならない「Needs」など、ほかには無い独自の要素が『The Ship』の魅力である。2006年には、イギリスのゲーム開発スタジオ「Outerlight」よりModをベースとした製品版がリリースされたほか、精神的な続編である『Bloody Good Time』も2010年に発売された。Outerlightは後に解散することとなったが、その後『The Ship』のIPを今回のリマスタープロジェクトを進めているBlazing Griffinが取得している。

なお2012年12月には、Kickstarterにて続編『The Ship: Full Steam Ahead』のKickstarterキャンペーンが実施されたが、こちらは失敗し『The Ship』続編の話はお流れとなっている。今回のリマスター版が続編の礎(いしずえ)となるのか、あるいは続編そのものになるのかは不明。ともかく旧『The Ship』ファンや現代のゲーマーが、リマスター版にどれほどの興味を示すのかはきになるところだ。

『The Ship: Remasted』はローンチ時にはマップが少しだけが収録されており、発売から数か月間にわたって残されたコンテンツやフィーチャーが追加されていく見込みだ。プレイヤーからのフィードバックでUIやセキュリティ、Needsのバランスなどが調整されていくという。なお昨年公開されたFAQでは、原作と同様に日本語ローカライズを視野に入れていることが明らかにされている。日本語をふくめた各言語のローカライズデータ導入は発売後になるという。

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