“死から蘇ったストリーマー”育成ローグライク『アイ・ネット・マーダーマジック』Steam向けに発表。連続殺人事件で死んだ配信者をAIで蘇らせ、陰謀にも迫る


個人ゲーム開発者のRenka氏は9月24日、『アイ・ネット・マーダーマジック』を発表した。同作はPC(Steam)向けに、2024第4四半期リリース予定。ストアページやPVも公開されている。

『アイ・ネット・マーダーマジック』は、AI技術で蘇った配信者をマネージメントしながら殺人事件の真相を暴く、ローグライク育成ゲームである。本作の舞台では、ある配信者の少女が、連続殺人事件により命を落とした。彼女は何らかの陰謀により、殺害されたのだという。本作でプレイヤーは、殺された配信者のマネージャーとなり、AI技術によって彼女を蘇らせる。復活した彼女をマネージメントしながら、連続殺人事件の真相へと迫っていく。唯一無二のネットワーク生物となった彼女が多くの愛を得る様子や、陰謀をおいかけるストーリーが描かれるようだ。

マネージャーであるプレイヤーは、データセットの操作によって蘇った配信者少女を成長させていく。データセットには、さまざまな効果が込められている。公開されている画像では、特別な効果のない「配信者」、動画数に応じてフォロワー率が追加で上昇する「拡散bot」、20%の確率で配信しなくなる「猫」といったデータセットが確認できる。データセットには特殊効果以外に、HLPなる数値やタイプが存在。詳細は不明ながら、さまざまなデータセットをうまく組み合わせると、彼女の能力を最大化させられるそうだ。

 


また本作では彼女と現実の世界をぶらつくと、事件や出会った人からインスピレーションなどが得られる。動画制作においては、インスピレーションで人々の気を引く必要があるとのこと。データセットからインスピレーションを生み出すことで、理想の配信者へと近づいていけるようだ。データセットの選択や、インスピレーションの獲得などによって、フォロワー数や視聴回数を伸ばしていくのだろう。一方ストアページ上には「しかし彼女自身はそれで良いのでしょうか? 」と、問いかける文言も掲載されている。それを決めるのも、プレイヤー次第であるそうだ。


本作は、個人ゲーム開発者のRenka氏が制作している。同氏の過去作としては、『サンセット・ルート』『フラッシュバック』など、短編ローグライク作品をリリースしてきた。2024年5月にリリースされた『水星汐』では、Steamのユーザーレビュー126件中91%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。同作においてはクセのあるシステムに賛否が見られるものの、世界観や雰囲気が評価されていた。

同氏のX(旧Twitter)アカウントによれば、本作『アイ・ネット・マーダーマジック』では前作よりクオリティがさらに向上。特別なテーマにも挑戦した作品となるようだ。


『アイ・ネット・マーダーマジック』は、PC(Steam)向けに開発中だ。