銀河帝国“まるごと演算”戦略ゲーム『Beyond Astra』Steam向けに発表。数十億の市民の活動がシミュレートされる大規模宇宙ストラテジー


デベロッパーのNebule Gamesは9月5日、『Beyond Astra』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年に配信予定。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

『Beyond Astra』はSFグランドストラテジーゲームだ。プレイヤーは自分の惑星を発展させていき、やがて宇宙に進出。銀河を探検し、自らの帝国を築き上げていく。

本作のゲームプレイはリアルタイムで進行。惑星内から宇宙全体のマップまで、シームレスに画面を切り替えることができるという。プレイヤーは星に施設を建てたり宇宙ステーションを築いたりして、自らの文明を発展させていくことになるようだ。また農食品部門に補助金を出したり、自らの信仰を広めたりといった要素も存在。経済・研究・軍事・政治・文化といった部門を管理することになるという。

またストアページの説明によると本作には数十億の市民が登場し、並列処理によって計算がおこなわれるとのこと。多数存在する市民と政治的にやりとりしつつ、市民の満足度を高めていく必要があるという。市民の生活の質の向上のためには銀河全体で資源を輸送したり、ほかの星を征服したりといったことが必要になるようだ。

戦闘は惑星での地上戦と、宇宙船による艦隊戦が存在。戦争では敵艦隊を撃破しつつ地上軍を送りこみ、敵対文明の星を制圧していくことになるようだ。宇宙船は複数の種類が存在し、それぞれエンジンや武装をカスタマイズすることが可能という。組み合わせが重要な戦闘になるのだろう。またAIの文明はそれぞれ個性があり、こちらの出方によって反応も変わってくるという。そうしてほかの文明と友好関係を築いたり征服したりしながら、銀河を支配する大帝国を築いていく。

 


本作を手がけるNebule Gamesは、フランスに拠点を置くゲームスタジオだ。熱心なストラテジーゲームのファンが集まって設立されたという。本作『Beyond Astra』は、スタジオ創設者であるValentin Simonelli氏がすべてのコードをひとりで書いているとのこと。同氏は独学でゲーム制作を学び、5年に渡って本作の開発をおこなっているそうだ。本作の制作にあたっては『Civilization』シリーズや『Alpha Centauri』といったストラテジーゲームのほか、「メトロポリス」など複数のSF映画から影響を受けているという。スタジオとしてSteam向けにゲームを配信するのは本作が初めてとなるようだ。

また日本時間の10月15日午前2時より開催予定のSteam Nextフェスにて、本作のデモ版が配信される予定とのこと。興味のある方はプレイしてみるのもよいだろう。

『Beyond Astra』はPC(Steam)向けに、2025年に配信予定だ。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定。