Global Sites
容量わずか「13KB」の3Dゴルフゲームを作った人現る。コース自動生成から“七色ピカピカ”エフェクトまで、全部コミコミ13KB
ゲーム開発コンテスト「js13kGames」向けに作られたわずか13KBのゴルフゲームだ。

ゲーム開発者のFrank Force氏は9月6日、Redditのゲーム開発者向けコミュニティ「r/IndieDev」にて、ゴルフゲーム『Sunshine Golf Classic』を紹介した。本作は、ゲーム開発コンテスト「js13kGames(JS13K)」向けに作られた作品だという。
JS13Kは、サイズが13KB未満のブラウザゲームを募るゲームジャムコンテストだ。Webゲーム開発者のAndrzej Mazur氏によって2012年に立ち上げられ、毎年8月13日から9月13日にかけて開催。優勝すれば3万ドル(約470万円)以上の賞金に加えて、オリジナルグッズが贈られる。賞品は世界中に送料無料で発送可能とのことで、日本からの参加も可能だろう。
厳密なルールとしては、zipファイルとして圧縮された状態が13KB(13,312バイト)である必要がある。解凍後すぐにブラウザで遊べるように、zipファイルには必要なファイルが全て含まれていなければならず、外部のデータを読み込むことは基本的に禁止だ。また、過去に制作したゲームを提出することは不可。応募時にはソースコードの提出が求められるなど、細かなルールも存在するため、詳細はルールページにまとめられている。

今年のコンテストは募集受付中で、締め切りまでは残り5日ほど。現時点で8本のゲームが提出済みであるほか、ドラフトが73本出ている。テーマは「Unicorns and Rainbows(ユニコーンと虹)」となっており、イベントページにはカラフルでファンシーなゲームがたくさん並んでいる。
そして今回、25年以上のキャリアを持ち、リブート版『DOOM』の開発にも参加したゲーム開発者のFrank Force氏が参加。同氏が発表した『Sunshine Golf Classic』は、PCまたはスマートフォンでプレイ可能なゴルフゲームだ。同氏によれば、『マリオゴルフ』や『NEO TURF MASTERS』などの作品へのオマージュとして手がけた作品だという。プレイヤーはクラブや角度、スピンなどを調整し、バーの動きにあわせてスペースキーをタイミング良く押す。放たれたボールは虹色の軌跡を描きながら飛んでいき、決められた打数以内にカップへと沈めることを目指すのだ。なお用意された18コースにてパー以上のスコアを出すことができれば、プロシージャル生成されたコースでプレーできる「remix mode」が開放される。

コースに立ち並ぶ木々は八面体の形状をしているなど、容量削減のための工夫は見た目からも伝わってくる。一方で、各所に“指し色”として用いられているレインボーなエフェクトも印象的。ユーザーへの返信によれば、コンテストが終了した後にはWebGLからthree.jsを用いたレンダリングへと切り替えて、ビジュアルを洗練させる予定だそうだ。ちなみに、イーグルを出した際にはちゃっかりユニコーンのアイコンが出現する。
同氏は本作を自作のエンジンでゼロから開発。本作に含まれる3Dレンダラーや物理演算、コースのプロシージャル生成の仕組みや音楽など、すべてあわせて13KBに圧縮できるように設計されているとのこと。実際にGitHubリポジトリからゲームデータが入ったzipをダウンロードして確認してみると、サイズは13,301バイトとなっていた。上限まで残りわずか11バイトと、極限まで切り詰められていることがわかる。

なお過去には、一般的な3.5インチフロッピーディスク1枚分の容量に相当する1.44MBの制限が付いたコンテストが注目を集めた(関連記事)。1.44MBもかなり小さく、現代の画像1枚ですら収録が難しい容量だが、JS13Kではその1%にも満たない容量で作る必要があるというと、難しさがイメージしやすいかもしれない。ドラフト段階のものも含めると多数の作品が出揃い始めているため、興味のある方はぜひイベントページを覗いてプレイしてみて欲しい。
『Sunshine Golf Classic』はPCまたはスマートフォンのブラウザでプレイ可能。「js13kGames 2026」では9月14日まで作品応募受付中だ。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。
