itch.ioにて「ゲーム100本以上が約1600円で買える」チャリティーバンドルが登場、8月14日まで。収益はすべて「レイオフされたゲーム開発者支援」に充てる

itch.ioにて「Game industry hardship fund(ゲーム業界支援基金)」と題したバンドルが登場した。本バンドルは100本以上のゲームが約1600円で購入でき、レイオフされたゲーム開発者の支援ができるというものだ。

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デベロッパーNecrosoft Gamesのディレクターを務めるBrandon Sheffield氏たちの主導によって、レイオフされたゲーム開発者の支援を掲げるバンドルが登場した。同バンドルは100本以上の作品が収録されていながら、価格はわずか10ドル(約1600円)。手数料を除き、収益はすべて困窮するゲーム開発者を支援する基金に寄付されるという。

今回企画を主導したBrandon Sheffield氏はNecrosoft Gamesにてディレクターとしてゲーム開発をするかたわら、ゲーム情報番組insert creditにてパネリストを務めるなど、ゲーム業界で幅広く活動をおこなっている人物だ。なおNecrosoft Gamesはターン制バトルアドベンチャー『Demonschool』やマルチ対応アクションスポーツ『Hyper Gunsport』などを手がけている。

そんなSheffield氏は7月31日、「Game industry hardship fund(ゲーム業界支援基金)」と題したバンドルの販売をitch.ioにて開始したと発表した。同バンドルには100本以上のゲーム作品のほか、サウンドトラックやゲーム開発用のアセットなどが収録されており、のべ127個の製品が同梱。それぞれ個別に買うと1023ドル(約16万円)するところ、最低価格10ドル(約1600円)という価格設定になっている。定価の99%オフにあたる約1600円で入手できるわけだ。

『A Short Hike』

バンドルのラインナップはインディーゲームが中心となっており、アクションゲームからアドベンチャーゲームまでジャンルはさまざま。Steamユーザ―レビューで「圧倒的に好評」を獲得している『A Short Hike』のような人気作から、Steamでも販売されていないユニークなゲームまで、バラエティに富んだ作品が収録。バンドルには先述のNecrosoft Gamesの作品『Hyper Gunsport』も同梱されている。

『Hyper Gunsport』

説明によると、このバンドルの収益はitch.ioの手数料を除いて、すべてゲーム開発者を支援する基金「Game Worker Hardship Fund」に寄付されるという。同基金は北米のゲーム業界向け労働組合「UVW-CWA」が運営しているもので、アメリカおよびカナダのゲーム業界従事者は一定の条件を満たした場合、この基金より支援を申請することが可能。家賃・食費・医療費の捻出に苦労しているなど困難な事情がある人は、審査結果に応じて最大5000ドル(約80万円)の支援金を受け取ることができる。基金は組合の会費で運営しているため基本的に直接寄付は受け付けていないそうだが、今回Necrosoft GamesのSheffield氏とUVW-CWAが連携し、バンドルを通じた寄付の実現に至ったようだ。

ゲーム業界では近年レイオフやスタジオの閉鎖が相次いでおり、たとえばマイクロソフトは先日XBOX部門にて1600名のレイオフを実施し、さらにレイオフを進めて本会計年度中には合計で3200名を削減予定としている(関連記事)。また『Destiny 2』を手がけたSIE傘下のBungieでも大規模レイオフの実施が発表(関連記事)。さらにElectronic ArtsやUbisoftといった大手ゲーム会社でもレイオフが相次いで報じられるなど、各社で人員削減が続いている状況だ。

こうした厳しい状況に対して、ゲーム開発者同士の助け合いともいえるバンドルがSheffield氏により考案され、販売に至ったかたちだ。なおバンドルの購入に際して10ドルは最低価格という扱いになっており、もっと払いたいという人は好きなだけ上乗せすることも可能。レイオフの煽りを受けたゲーム開発者の力になりたいという方は、バンドルを購入するかたちでの支援をおこなうのもよいだろう。

ゲームバンドル「Game industry hardship fund」は8月14日16時まで、itch.ioにて販売中だ。10ドル(約1600円)から購入可能。

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Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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