Global Sites

先週末より、GeForce RTX 50シリーズの中国向け販売価格が引き上げられているとの報道が相次いでいる。そうしたなかで、日本国内でも一部製品の価格が上昇傾向にあることが確認されている。
GeForce RTX 50シリーズは、NVIDIAが開発する「Blackwell」アーキテクチャを採用するGPUだ。2025年1月30日に「GeForce RTX 5090」および「GeForce RTX 5080」が発売され、その後ミドルクラスやエントリークラスの製品が多数展開。Valveが公開している「Steamハードウェア&ソフトウェア 調査」では、「GeForce RTX 5070」の使用率が6月の調査時点で第4位になるなどシェアを伸ばしている。
そんなGeForce RTX 50シリーズについて、中国で価格が急騰していると報じられていた。海外メディアWccftechなどが共有したMSIの中国向け販売代理店価格の資料では、GeForce RTX 50シリーズの価格が1週間前と比べて約10%~20%上昇。ミドルレンジからハイエンドの製品でこの傾向は特に顕著となっており、たとえば「GeForce RTX 5070 Ti」では日本円換算で約3万6000円の値上げ、「GeForce RTX 5090 D v2」に至っては約7万2000円の値上げとなっている。ColorfulやASUSなど他の主要メーカーについても、販売価格の値上げが確認されているようで、各国での価格推移にも注目が集まっていた。

そうしたなかで、早くも日本国内でも一部製品の価格が上昇しているようだ。たとえばAmazonの売れ筋ランキング上位をほぼ独占するMSIのVENTUSシリーズの価格を、執筆時点と先週末時点とで比較すると、「GeForce RTX 5070」は12万1010円となり2万円弱上昇。「GeForce RTX 5080」は24万2222円で3万円弱の値上がりとなっている。
一方で、「GeForce RTX 5060」や「GeForce RTX 5070Ti」など値上がりの幅がわずか、もしくは変動のないモデルも存在する。とはいえ、確認できるだけでも幅広いメーカーの製品が値上がりしており、今後さらに影響が広がる可能性は考えられる。

なお現時点では、NVIDIAから価格の引き上げ等に関する公式発表はおこなわれていない。また欧米では直近で大きな価格上昇は始まっていない様子。GPU価格については、今後の動向を注視する必要がありそうだ。
今回確認された値上げの背景には、昨今業界で波紋を広げているメモリをはじめとする半導体価格の高騰があると分析されている。今年に入ってから、ソニー・インタラクティブエンタテインメントやマイクロソフト、任天堂がそれぞれゲーム機本体の値上げを発表。メモリを製造する半導体大手各社は、メモリ不足が年単位で継続するとの見方を示している(関連記事)。今後も長期的なスパンで値上がり傾向が継続する可能性もあり、これからPCなどの購入を検討している方はしっかりと時期を見定めるのがよいだろう。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。


