潜水艦で情報検閲シム『False Echo』正式発表。「スパイが一人潜む」密室、“正解しちゃダメ”なときもある理不尽『Papers, Please』風スリラー

Retromagineは7月14日、『False Echo』を正式発表した。

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デベロッパーのRetromagineは7月14日、『False Echo』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応予定。

『False Echo』は、『Papers, Please』に着想を得た暗号解読シミュレーションだ。舞台となるのは、戦時下の1942年。プレイヤーは世界征服を目論む軍事大国「オプレシア帝国」の極秘潜水艦に仕える暗号兵となり、解読機「オブスキュラ」を操作して軍事通信を解析。届いたメッセージを体制の基準に従って「真」または「偽」へと分類していく。体制が容認する独自の“真実”を見極めながら、過酷な海中での職務へ挑むのだ。

本作では、潜水艦へ絶え間なく入電する電信を解読機にかけ、その内容を精査していく。ローターを調整し、ケーブルを接続して信号を合わせることで、暗号化されたメッセージを復号。通信文に記された発信元や受信者、日付などの項目を詳細に照合し、書類が正規のものか否かを確かめていく。また、敵に情報を悟られないよう、こちらから送信する電文を自ら暗号化する作業も担うこととなる。

復号された通信は、艦内の「ECHOシステム」を介して「真」または「偽」へと仕分けしていく。分類を下すにあたっては、その日に提示された規則や上層部からの指令を常に参照し、体制側が認める情報だけを通過させなければならない。ただし、これらの規則は日ごとに変更されるほか、時には命令同士が真っ向から矛盾することもあるという。客観的な真偽ではなく、オプレシア帝国が容認する都合の良い“真実”を見極める必要があるわけだ。

艦内には40人を超える乗組員が生活しているが、その中には1人のスパイが潜伏しているという。公開されたスクリーンショットからは、潜水艦内部に裏切り者が存在することを告げる緊迫した通信文や、各区画にクルーが配備された艦内の断面図などが確認できる。そのほか、通信の仕分けや乗組員との対話において下した決断は、艦内の人間関係や物語の展開へ影響を及ぼしていくとのこと。閉鎖空間における疑念によって会話の選択肢は複雑に枝分かれし、最終的には複数のエンディングへと繋がっていくようだ。

本作の開発を手がけるRETROMAGINEは、セルビアに拠点を置くインディーデベロッパー。2025年に設立され、レトロゲームの趣と現代的な設計を組み合わせた、独自の2Dピクセルアート作品を開発している。創設者のMirko Topalski氏によると、本作ではあえて戦闘という要素に頼ることをせず、「何を信じるべきか分からない状況」そのものを生み出すことで、ゲーム内の緊張感を構築することを目指したという。直接的な暴力ではなく、精神的な疑念と情報統制の冷酷さを軸に据えたシミュレーションゲームが、プレイヤーにどのような不条理な選択を迫るのか、今後の続報に注目したい。

『False Echo』はPC(Steam)向けに配信予定。ストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応予定。

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Junya Shimizu
Junya Shimizu

ローグライクが大好きです。映画や海外ドラマも好きなので、常に時間に追われています。

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