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高難度SF“シレン風”傭兵ローグライク『Quasimorph』とうとう正式リリースされ人気爆発中。「死ねば持ち物全ロス」、わからん殺しも多発激ムズゲーム
HypeTrain Digitalは8月1日、SFターン制ローグライクゲーム『Quasimorph』を正式リリースした。本作はさっそく盛況を見せている。

パブリッシャーのHypeTrain Digitalは8月1日、Magnum Scriptumが手がける『Quasimorph』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。正式リリースを機に、本作には多くのプレイヤーが詰めかけている。
『Quasimorph』は、宇宙を股にかけた企業間闘争とその背後に潜む謎を描く2D見下ろし視点ターン制ローグライクゲームだ。舞台は西暦2200年代、人類が宇宙へ進出し、国家ではなく企業がそれぞれの勢力圏を競い合っている世界である。太陽系を占拠し、勢力をさらに拡大しようと各企業が争う中で、奇妙な病気の蔓延や別次元から亀裂を通じて悪魔がやってくるといった事態も発生。プレイヤーはそんな世界でPMC(民間軍事会社)の社長として、各企業からの依頼を遂行することになる。

正式リリースにあたって配信されたバージョン1.0では、新たに29種の銃器を含む多くのアイテムが追加されたほか、複数の企業のストーリーとエンディングの追加、炎と液体の挙動の変更と「ガス」の要素の追加など、多くの要素の追加や改善がおこなわれている。これまでも戦略性が高いと評価されてきた作品が、さらに奥深さを増したかたちだ。
本作のゲームプレイでは旗艦「マグナム号」で太陽系内を移動、各地で依頼を受注、請け負った任務を2D見下ろし視点のマップで遂行するといったサイクルで進んでいく。依頼を達成した場合は獲得した資源や企業から勝ち取った信用をもとに、旗艦の設備を強化したり取引したりといったことが可能となる。
ただし任務に失敗した場合は、任務中に獲得したものはもちろん、持ち込んだものもすべて失ってしまう。実際に任務に赴くのは社長ではなく命を落としても法的リスクのないクローン兵で、任務中はクローン兵を操作することになる。クローン兵自身にも成長要素があるものの、本作の世界でクローンは人権も何もない存在なので、任務に失敗すれば当然クローン兵自身も失われる。慎重な行動が必要となるだろう。

任務は脱出ゲーム要素のあるターン制ローグライクとなっており、プレイヤーは任務を遂行するだけでなく無事に脱出しなければならない。戦闘では1ターンにつき2回の行動が可能だが、“痛み”によって行動がキャンセルされてしまうこともある。クローン兵は骨折や感染症といったさまざまなかたちで傷つき、放置すれば継続的にダメージを受けることになる。治療には添え木や抗生物質といった適切なアイテムが必要となるが、持てるアイテムは限られている。ひとつの負傷、ひとつのアイテムの取捨選択が、後々の行動の不自由や、取り返しのつかないダメージにつながりかねない。
また、敵の強さはプレイヤーの成長とは無関係に、宇宙の歴史に応じて変動していく。任務に失敗して何も得られなかった場合でも、敵の勢力が成長していれば敵が多く、強くなるわけだ。とはいえ、本作の世界には多数の企業が存在しており、それぞれが依頼を出している。成長しそうな企業と敵対する企業からの依頼をこなせば、特定の企業の勢力を削ぐことも可能だろう。そうしてパワーバランスをうまく操りながら、自分たちの利益を追求するのだ。

そんな本作は2023年に早期アクセス配信を開始、本稿執筆時点で約5800件のSteamユーザーレビューを集め、そのうち83%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。また、正式リリースを迎えてからプレイヤー数が急増しており、ピーク時には約6000人のSteam同時接続プレイヤー数を記録するにぎわいを見せている(SteamDB)。本作はシビアな状況判断や取捨選択を求められるゲームプレイと、失敗すれば何もかも失ってしまう緊張感を味わえる、戦略性の高い作品だ。
レビューではそうした戦略性や難度、奥深いシステムがハードルの高さにつながっている様子もうかがえるが、同時に本作の唯一無二の体験につながっているとして高く評価されている。またターン制のダンジョン攻略ローグライク作品として、特に日本語ユーザーからは『風来のシレン』や『トルネコの大冒険』といった『不思議のダンジョン』シリーズになぞらえる評価も見受けられる。
一方で直近30日間のレビューについては好評率が76%と不評も一定数寄せられているものの、これは各種UI上で表示される情報が不十分であることや、難易度mediumでもゲームシステムへの深い理解が必要となる点などが影響しているようだ。こうした問題については8月2日時点で改善が予告されており、一週間以内にゲームプレイがより快適になるようなアップデートがおこなわれる見込みだ。今後の動向にも注目したい。
『Quasimorph』は、PC(Steam)向けに配信中。現在は正式リリースを記念してセールが開催されており、日本時間8月15日午前2時までの期間限定で定価の33%オフとなる税込2110円で購入可能だ。
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