“ゲームの将来の収益を推定できる”らしい、謎の推定モデル発表。できたらすごい

JUNEiNTERは7月13日、ライブサービスゲームの将来の収益を推定できると謳う「LCPモデル」をリリースしたと発表した。

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JUNEiNTERは7月13日、ライブサービスゲームの将来の収益を推定できると謳う「LCPモデル」をリリースしたと発表した。ただし、どのような仕組みで“推定”がおこなわれるのかは定かではなく、従来の分析手法との違いも明らかではないサービスとなっている。

JUNEiNTERによると、LCPモデルはゲームの今後の売上の推定モデルだという。同モデルを基盤とするS66エンジンは、ゲームのリリース以降に蓄積された実際のサービスデータを分析し、今後発生し得る売上規模を算出できるとアピールされている。

今回LCPモデルを発表したJUNEiNTERは、韓国のゲーム会社だ。これまでにはGoogle Playストア向けに『マイオアシス:落ち着く、休み、ストレス解消、癒しゲーム』および『My Oasis : Carbon GO!』をリリースしている。いずれも基本プレイ無料作品であり、ライブサービスゲームに関して一定の運営データを有しているようだが、今回は突然“ライブサービスゲームの将来の収益を推定できる”とのサービスを打ち出しているかたち。

『マイオアシス:落ち着く、休み、ストレス解消、癒しゲーム』

ゲーム業界では複数の指標や分析手法を組み合わせるかたちで、将来の収益を予測する取り組み自体は従来からおこなわれている。近年ではたとえばKakao GamesがAmazonの機械学習サービス研究チームAmazon Machine Learning Solutions Labと協力し、機械学習モデルを用いたLTV(Lifetime Value・顧客生涯価値)の予測システムを構築し、その事例を公開していた。

JUNEiNTERは「個別ゲームの将来売上を客観的かつ再現可能な方法で推定する手法は、これまで十分に確立されていませんでした」としている。ただLCPモデルがどのような仕組みで“今後発生し得る売上規模”を算出するのかは不明だ。従来のモデル・手法に対して、今回のLCPモデルは実体が明らかではなく、精度や有効性にどのような違いがあるのかが不明な点にも留意したい。

一方で「ライブサービスゲームの将来の収益の推定する」という試み自体は、機械学習モデルの発展もあり大手企業が実用化に向けて取り組んでいる分野といえる。依然としてライブサービスゲームの競走が激しいなかで、ゲームが“サービス終了までにどれだけ収益を上げられるのか”を早期に見通せれば、開発・運営・マーケティングなどさまざまな場面で役立つだろう。とはいえ、将来の新規ユーザー流入やアップデートの成否、市場環境の変化などさまざまな要因が絡むため、高い精度で予測することは容易ではない。一定の信頼性をもつ推定を実現するためには、長年にわたって蓄積された運営データに加え、タイトルごとの特性を踏まえた分析技術と継続的な検証が必要になると考えられる。

なお今回発表されたLCPモデルを用いるS66エンジンについて、JUNEiNTERは「S66エンジンによる収益推定は、投資勧誘、資金調達、または収益保証を目的としたものではありません。この結果は開発者から提出された資料とモデルの基準に基づく推定値であり、実際の収益とは異なる場合があります」と説明している。

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Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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